Goinkyodo

断片記憶

酒縁社会

小坂剛『あの人と、「酒都」放浪』(中公新書ラクレ、2013年)吉田類が「地縁とか血縁とか、無縁とか言ってないで、酒縁社会をつくっていけばいいじゃないか」と言ったとある。私も付き合いは酒場で知り合いになることくらいしか考えられない。東京では仕...
古都を旅する

秋篠寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」三瀬夏之介氏の1回目は「秋篠寺」だった。奈良出身の日本画家の三瀬氏は参道の苔がお気に入りだ。スケッチする写真が様になっている。雑木林を抜けると突然、大元堂と本堂が現れる。国宝の本堂が開けたところにぽつんとある...
断片記憶

松のみどり

川端康成『古都』新潮文庫、1968年、2008年第94刷文庫本のカバーがケルスティン・ティ二・ミウラだった。単行本では東山魁夷の「冬の花」が口絵だとあとがきに書いてあった。新聞連載時の挿絵は小磯良平だ。そういう本もあればいいと思う。「松のみ...
断片記憶

編集は思想である

谷沢永一・渡部昇一『人間は一生学ぶことができる 佐藤一斎「言志四録」にみる生き方の知恵』(PHP研究所、2007年)「岩波文庫の『紫禁城の黄昏』で虫喰ったように記述を省いたのと同じですね。それは書評するに足ります。」(渡部昇一)渡部昇一氏の...
旅の時間

聖護院門跡の名宝を龍谷ミュージアムで見た

2015年04月9日に龍谷ミュージアムで『聖護院門跡の名宝』展を見た。3階から展示が始まる形式になっていた。階段は上がるより下りる方が辛くなっていた。普通はエレベーターで上がって階段を下りるほうが楽なのだが、照明の関係もあり、木の階段が見分...
古都を旅する

喜幸

週刊新潮の「とっておき私の京都」西村和彦氏の4回目は「喜幸」だった。西村氏は女将さんの高校の一年後輩だったのか。それで先輩の料理屋の喜幸(きこう)が出てきたのかと思う。今回のセレクションからすると、高校生活が地元と繋がるキーだった事が分かる...
旅の時間

京おどり 2015を観る

京おどりを観る。宮川町歌舞練場の外の売店でパンフレットを買って見ていると、開演40分前に開場となる。都をどりの菓子皿はOさんにあげてしまった。京おどりの菓子皿は毎年変わりはないけど持って帰って来た。菓子は鶴屋吉信の饅頭だった。女将が北野をど...
旅の時間

都をどり 2015を観る

第143回都をどりを女将と観る。3月27日に北野をどりを観た後で、お茶屋で都をどりの今年のパンフレットを仲居さんに見せてもらったので、今年の演目は視覚的に入っていた。ネットで動画もあるのから、予告編は観ていたという感じで観に行った。今年から...
読書時間

『歌仙の愉しみ』(2008)

丸谷才一、岡野弘彦、大岡信『歌仙の愉しみ』岩波新書、2008年『とくとく歌仙』がでてきて懐かしかった。それで、研究所の書庫へ分入ったら、『歌仙の愉しみ』がでてきたし、『完本 風狂始末』も見つかった。歌仙を読むとその深みは果てしない気がする。...
断片記憶

TOP HATを観る

赤坂ACTシアターで宝塚宙組のTOP HATを知人と観る。テンポが良く楽しい3時間だった。ACTカフェでRansonを2杯飲む。帝国劇場のなんちゃってフレシネではないのが嬉しい。しかし、ACTシアターはちょっと狭いので30分のインターミッシ...