四都手帖 水都にある地味な美術館 七条より京阪電車で淀屋橋へ向かう。中之島は堂島川と土佐堀川に挟まれた中洲である。そんな水都でランチをしょうと大阪市中央公会堂の地下にあるレストランへ向かう。レストラン&バル 中之島ソーシャルイート アウェイクとちょっと長い名前だ。庶民的な値... 2016.07.12 四都手帖旅の時間
四都手帖 三十三間堂の団扇 三十三間堂は売店とロッカーのあった附属の建屋を工事していて、入口から直接に本堂へ繋がる仮設のスロープができていた。雷神さんにいきなり挨拶した。ご祈祷をお願いして、おしるしの団扇をいただく。去年は線香二つだったのを思い出す。千手観音座像の右手... 2016.07.11 四都手帖旅の時間
読書時間 『学習する組織』(その2) ピーター・M・センゲ、枝廣淳子、小田理一郎、中小路佳代子訳『学習する組織ーーシステム思考で未来を創造する』英知出版、2011年、2016年第10刷今回の増補改訂版は、デミング博士をめぐる扱いが白眉である。当初の本のカバーにデミンク博士の推薦... 2016.07.10 読書時間
四都手帖 御手洗祭2016 【情報】2016年の下鴨神社のみたらし祭は、7月23日(土)から7月31日(日)にみたらし池に足を浸して一年の無病息災を祈る。夏の土用に行われる年中行事だ。初日の23日は午前9時〜午後10時平日は午前5時30分〜午後9時金、土、日は午前5時... 2016.07.09 四都手帖
古都を旅する 外宮 週刊新潮の「とっておき私の伊勢」ノンフィクション作家の梯久美子(かけはしくみこ)氏の1回目は「外宮」だった。また、伊勢かというぐあいに人気である。豊受大神宮(外宮)の参道入口近くの「まがたま池」の花菖蒲を前景にせんぐう館が写っている。私は参... 2016.07.08 古都を旅する
読書時間 『英国に就いて』(2015) 吉田健一『英国に就いて』ちくま学芸文庫、2015年このエッセイは「象徴」で始まる。しかし、英国と英国人の象徴に薔薇をもってくる話は結構手厳しいことが言われている。「たとえば優しい心、あるいは柔軟な心がなければ本当に無慈悲であることも望めない... 2016.07.07 読書時間
読書時間 『人口知能は人間を超えるか』(2015) 松尾豊『人口知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』角川EPUB選書、2015年第9刷人口知能のブームは過去に2回あったと著者はいう。1956年から1960年代が第1次ブーム、1980年代が第2次ブーム。そして、またブームと... 2016.07.06 読書時間
四都手帖 「四都手帖」始める 「四都手帖」の試みは7月8月の私的な楽しみを載せることから始めたい。過去の旅を振り返り、新たな興味を加えてみた。「四都手帖」の四都とは何か。湖都、水都、旧都(cute)、そして古都の四都を巡る本や旅の記憶近江は近い湖の国、湖国といわれた。そ... 2016.07.05 四都手帖旅の時間
断片記憶 駒場和男氏の訃報 駒場和男『ゆめまぼろし百番』毎日コミュニケーションズ、2006年月刊詰将棋パラダイス2016年7月号に駒場和男氏が6月に亡くなられた(82歳)とあり、詳細は8月号とのことだった。ガリ版刷りの大学将棋部の会報に駒場和男氏の作品が載っていたのを... 2016.07.04 断片記憶
散歩時間 みーまい 梅雨の晴れ間、昔は五月晴れと言ったそうだ。旧暦だったからね。身体が慣れていない蒸し暑い午後に『ME AND MY GIRL』を東京宝塚劇場で観るために出掛けた。今回は花組の公演である。ミュージカルの名作を明日海りお(ビリー)と花乃まりあ(サ... 2016.07.03 散歩時間
読書時間 『執筆論』(2006) 谷沢永一『執筆論』東洋経済新報社、2006年谷沢永一氏の晩年に近い時期に書かれた著作活動に関する回想録である。古本屋との付き合い方の実地体験の話は『本はこうして選ぶ買う』(2004)で知っていたが、生涯の著作の話は読んだことがなかった。「本... 2016.07.02 読書時間
古都を旅する 北白川天然ラジウム温泉 週刊新潮の「とっておき私の京都」芥川賞作家の羽田圭介氏の4回目は「北白川天然ラジウム温泉」だった。羽田圭介氏は温泉通でもあったようだ。白川通を上がり御蔭通を東に山中越えに入り約1kmのところにある。ウェブサイトによると日本でトップクラスのラ... 2016.07.01 古都を旅する
書籍目録 2016年06月購入古書 2016年06月購入古書今月は買わない予定だったが、松田道雄の解説を読まざるを得なくなった。貝原益軒は『養生訓』だけの人ではない。もちろん、松田道雄は江戸思想史の専門家ではない。しかし、松田道雄編『現代思想史大系 アナーキズム』(筑摩書房、... 2016.06.30 書籍目録
読書時間 『大和のたからもの』(2016) 岡本彰夫『大和のたからもの』淡交社、2016年元春日大社権宮司の岡本彰夫氏は「骨董の世界で地名を冠した名称は、「大和古物」の他はない」という。著者の大和古物の三部作について、読者はたぶん知らないであろうと思い、リンクを下に載せた。第1章 大... 2016.06.29 読書時間
読書時間 『大和古物拾遺』(2010) 岡本彰夫『大和古物拾遺』ぺりかん社、2010年春日大社の権宮司であった岡本彰夫氏の大和古物三部作です。さだまさし氏が本の腰帯で「読む玉手箱」として「岡本先生のその玉手箱のような頭脳は日本の財宝である。驚くべき碩学、博識であられる事にも驚くが... 2016.06.28 読書時間