正月の購入図書は読書計画が既に外れていることを示している。
(購入後記)
久々にくまざわ書店に立ち寄りした。大森恵子氏の本は読んだことがなかったが、森有正という名前に惹かれて購入した。小説の形式で架空の主人公がパリを旅して森有正の思想に触れるのである。グリーフケアの話を聞いたばかりの私は、本に対するしかたも若松英輔氏が日経に書いていたように、変えていきたいと思った。
「自分の心を、自分の悲しみを真に分かち合える人間が、たった一人、まだこの世にいてくれるような気持ちになった。」(p.134)を読むと、深く安らいだ気持ちになる。
X(旧Twitter)で時々誰かがrepostしたのを見てきたが、改めて@latina_samaをfollowした。泣き泣き辞書を引いている身であるが、通勤時間の楽しみとしよう。読書計画によれば家で読む時間はなさそうである。
【思想】
大森恵子『ノートル・ダムの残照 哲学者、森有正の思索から』藤原書店、2023年
【言語】
ラテン語さん『世界はラテン語でできている』SB新書、2024年
注)
「研究・調査・読書~井筒俊彦の創造的「誤読」 文字の向こうの意味探る」若松英輔、日経新聞2024年1月13日朝刊、詩歌・教養欄
「島薗進ゼミ「あなた自身の死生観のために――グリーフケアの向こう側」第1回 グリーフケアと文化の力」東京自由大学、2024年1月13日配信
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