『京都愛宕山と火伏せの祈り』(2006)

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八木透編『京都愛宕山と火伏せの祈り』昭和堂、2006年
書誌情報
2003年の愛宕神社開山千三百年の記念の年に開催された佛教大学アジア宗教文化情報研究所主催、京都愛宕研究会と愛宕神社の後援により、佛教大学四条センターを会場として「愛宕山と愛宕信仰」と題する五回の連続講座とを開催し、「山・人・火伏せの祈り」と題する特別シンポジウムにおける報告と議論がもととなって編まれた書物だという。
執筆者紹介と索引がある。
「徳川家康も関ヶ原の戦いに勝軍法を修して勝利を得たところから、六百五十二万(ママ)石の朱印地を寄せるほか、慶長八年(一六〇三)芝桜田山の丘陵に愛宕権現を勧請して社殿を営みました」(p.7)。652石の間違いであろうが、編著の校正の難しさを感じる。
『日次記事』(p.12)も『日次紀事』の誤り。日次記事(p.16)も同様。地図(p.18)も不正確で残念だ。昭和堂は京大の前にある学術書出版社なので京都のことくらいわかると思うが、どうしたことだろう。

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