玄武館・瑶池塾跡

散歩時間

神田お玉ヶ池の千葉周作の道場は玄武館といった。文政5年(1822年)に日本橋品川町に玄武館が創立されたが、神田お玉ヶ池(現在の千代田区神田東松下町23)に移った年は看板に説明がなかった。看板には玄武館・瑶池塾跡とある。立派な石碑(昭和32年(1957年)建立)には「右文尚武」と右から書かれていて、東條一堂先生瑶池塾の趾と千葉周作先生玄武館の趾とある。「右文」とは学問を尊ぶととであり、「尚武」とは武道を重んじることである。「右文尚武」は文武両道を重んじること、「右文左武」ともいう。瑶池塾は儒学者の東條一堂が文政4年(1821年)に塾を開いた。看板には玄武館の西隣にあったと書いてあるが、話は逆であろう。

この地は千代田区立千桜小学校(1993年廃校)の跡地でもあり、千桜小学校の「千桜百年の碑」の看板が昭和56年(1981年)に碑を建てることを語るのみで、「創立110年を祝う歌『宇宙船千桜号』」と書かれた小さな石碑が歌とともに寂しく残っている。

場所は都営新宿線岩本町駅A出口より徒歩1分

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