2020-01

断片記憶

沈黙の表紙

アラン・コルバン、小倉孝誠・中川真知子訳『静寂と沈黙の歴史』(藤原書店、2018年)の表紙の絵はフェルナン・クノップの「沈黙」だった。Le Petit Parisienにフェルナン・クノップ展の図録があったのでめくってみた。淡いパステル画は...
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『本は読めないものだから心配するな』(2011)

管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』左右社、2011年〔新装版〕前に読んだときは、猿子眠の話に興味を持って書いた。2014-08-28「旅する読書」本書のテーマは「本は読めないものだから心配するな。あらゆる読書論の真実は、これにつき...
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『術語集Ⅱ』(1997)

中村雄二郎『術語集Ⅱ』岩波新書、1997年、2007年第14刷人名索引と事項索引(前著は辞項索引)を見比べて思うのは、五月革命、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災、湾岸戦争などのカレントな事件などのインパクトが語られていることだ。ヴァーチャル...
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『術語集』(1984)

中村雄二郎『術語集 ーー気になることばーー』岩波新書、1984年第3刷旧公認会計士第二次試験に受かり、就職して1年が経った時に、この本を購入している。1979年に大学を出てから、本を買わなくなったが、また買うようになったのだろうか。帯の「現...
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『和辻倫理学を読む』(2010)

子安宣邦『和辻倫理学を読む もう一つの「近代の超克」』青土社、2010年子安宣邦先生が昭和思想史研究会で大岡昇平の『レイテ戦記』を取り上げて終わる予定だったが、断念し、和辻哲郎の『日本倫理思想史 上下』(岩波書店、1952年)を読むことにな...
断片記憶

『藤原定家歌集』(1931)

佐々木信綱校訂『藤原定家歌集』岩波文庫、1931年、2013年第8刷正月番組で百人一首が取り上げられていた。藤原定家歌集は何度も読んでいるけど、今回は、定家年譜に注目した。やはり明月記は読んでみたい。
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『路地裏の大英帝国』(2001)

角山榮・川北稔編『路地裏の大英帝国 イギリス都市生活史』平凡社ライブラリー、2001年 解説の英文学者の富山太佳夫氏は「1982年に初めてこの本を手にして、その日のうちに読み了えた」(P342)そうだし、「あのときの新鮮な驚きとある種の苛立...
断片記憶

日曜日の午後のこと

1週間の予定を考えて過ごすのが日曜日の午後の過ごし方で、GTDを行って、時間が残れば、本を読んで、夕方には食事に行く。会議くらいしか仕事がないと、すぐに終わりそうなものだが、会議のテーマを考えたり、調べごとのToDoをこなしていくと、時間は...
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『八幡神と神仏習合』(2007)

逵日出典『八幡神と神仏習合』講談社現代新書、2007年 日本の神々について調べてきたつもりだったが、良書に辿り着いていないようだ。これはアプローチを切り替える必要があると勘が告げている。 民俗学は赤坂憲雄氏、宗教民俗学は宮家準氏の本を読んで...
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『刀狩り』(2005)

藤木久志『刀狩りーー武器を封印した民衆ーー』岩波新書、2005年 藤木久志氏は日本の「三つの刀狩り」について、秀吉の刀狩りを農民の武装解除令とする見解、明治政府の廃刀令を武士の武装解除令とする見解がそれぞれ誤りであるとした。マッカーサーの刀...