2018年12月書籍往来
中尾佐助『花と木の文化史』(1986年)を読んでいて、そういえば『栽培植物と農耕の起源』(1966年)があったと思い出していた。古いので現在は、その後色々な発見やDNAの分析の発達などで訂正するところも出てくると思って調べるのがおっくうになっていた。知的怠慢である。だが、アジアのなかの日本を考えていく上で、文化の話はDNAの話とは別にできると思っている。起源とは、繋がっていなければ起源にはならない。そう考えれば、既存の文明と繋がっているはずである。そこで、埃を払ってみることにした。
森有正の本も出てきたので、どこかで読もう。
【思想】
森有正『近代精神とキリスト教』講談社、1971年、1973年第4刷
森有正、古屋安雄、加藤常昭『鼎談 現代のアレオパゴス 森有正とキリスト教』日本基督教団出版局、1973年、1976年第3刷
【文化】
中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』岩波新書、1966年、1978年第15刷
上山春平編『照葉樹林文化 日本文化の深層』中公新書、1969年、1978年第14版
上山春平、佐々木高明、中尾佐助『照葉樹林文化 東アジア文化の源流』中公新書、1976年、1979年第6版
上山春平『神々の体系 深層文化の試掘』中公新書、1972年、1979年第11版
上山春平『続・神々の体系 記紀神話の政治的背景』中公新書、1975年、1978年第4版
上山春平『深層文化論序説』講談社学術文庫、1976年
【科学】
富塚清『動力物語』岩波新書、1980年
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