葉月もいつのまにか立秋が過ぎて、お盆も終ってしまった。残暑はまだ続くと思われるが、残された夏をどう過ごしたら良いのかわからない。
(購入後記)
ヨーロッパの文化を理解するには様々な知識が必要であることは言うまでもない。紋章も知りたいものの一つである。文庫本なので限界はあるが、謎解き感覚で読もうと思った。
京都の寺社を巡っていたときは、旅行ガイドブックか寺社のパンフレットしか見てなかったので、寺社の歴史は参考程度にして、過去はどうあれ現在がどうなっているか知りたいと思っていた。写真ではいいところしか写さないので、実際に歩いてロケーションや大きさを感じたかったのである。それには想像力が必要なことが本を読むようになって後からわかった。歴史に興味が湧いてきたが、仕事に追われているうちに、旅行する体力も本を読む知力も少しずつ失われていって、気がつけば自分を見つめているだけになってしまった。本書は京都を代表する神社を取り上げているので、改めて旅行した場所の意味を知るためのヒントになればと思い読むことにした。
【歴史】
岡田精司『京の社 神と仏の千三百年』ちくま学芸文庫、2022年
森護『紋章学入門』ちくま学芸文庫、2022年
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