京の年中行事

旅の時間

新幹線に乗るのも久しぶりの気がする。

海側の席にしたので、大磯丘陵や熱海から初島を見たりして、いつしか眠っていた。いつだって名古屋で起こされる。

京都駅についたら、まずはイノダコーヒと行きたいが、まだ、紅葉の時期なので混雑していた。ふたば書房京都駅八条口店で本を探すのはいつものことだ。

地下鉄で烏丸御池で降り亀末廣で上生菓子を買い、御池通りの紅葉を見て二条御幸町の柳櫻園茶舗で抹茶とかりがね玄米茶を買って、お茶屋へ行き、チケットを受け取る。

相方と南座の前で待ち合わせて、中に入る。久しぶりの南座である。當る亥歳 吉例顔見世興行の初日であった。しかし、今年の昼の部はスタート時間が早く10時30分で終わりは16時15分が予定されている。長い。そのとばっちりは夜の部で終わりは21時55分という。終わってから食事どころではない。

昼の部

第一 菅原伝授手習鏡 寺子屋

第二 鳥辺山心中

第三 ぢいさんばあさん

第四 恋飛脚大和往来 新口村

出し物はいつも思うのだが、年の瀬になって暗いものが多い。歌舞伎も心中物を二本も出すことはないだろうにと思う。目出度いで終えたいのが庶民の気持ちだが、興行サイドは違うらしい。

相方がイノダコーヒでビフカツサンドをテイクアウトしてくれたので、幕間のランチはそれをスパークリングワインで食べることになった。テイクアウトはなかなかよいことが分かった。相方はハムサンドである。去年はかじ正さんの弁当だった。取りに行ったりして慌しいので、今回は池波正太郎好みということに誘導したのだった。

昼の部が終わって、16時10分である。

紅葉見物を兼ねて、法然院へ行く予定は変更せざるを得ない。まあ、明日の朝に行けば良いのである。

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