和紙ー近代和紙の誕生ー

旅の時間

奈良国立博物館で特別陳列「和紙ー近代和紙の誕生ー」を観る。

2015年の「和紙ー文化財を支える日本の紙ー」展の続きである。

今回の特別陳列では、「江戸時代までの手漉き紙が明治時代に吉井源太の手で「近代和紙」として生まれ変わった歴史と、文化財修理の際に行う紙質調査」を紹介している。

1900年の第5回パリ万国博覧会に吉井源太が和紙を出品し、GRAND PRIXを獲得した際の表彰状が展示されてあった。そのコメントが象徴的である。

「印刷された洋紙は劣化が始まっている」。

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