2018年04月購入古書
桜も終わる時期に散歩のついでに本を買う。また楽しからずや。
(購入後記)
「日本語とは何か」を扱う本は選択が難しい。フィーリングが合わないのだ。三上章は有名だが、正面から取り組んだことはなかった。古書肆右左堂の誘いで買ったものの、読み方(目的)をどうするか考えているところだ。
池田彌三郎は食通で知られていた。老舗を書く安原眞琴氏と比較したくなった。
片岡義男のアメリカの本屋や本などの読み物は何故かこの世のものとは思えない、ゆったりした気分にさせてくれる。知的消費に最高だ。日曜日の午後に買って来てビールを飲みながら読むと身にしみてくる。少なくとも日曜日の午後はダラダラ過ごしてしまいたい。月曜日からのことは金曜日の午後に決めているのだし、土曜日は知的生産のために使うのだから。
子安宣邦先生が最初に関わった本は平田篤胤だったけれど、ここには佐藤信淵や鈴木雅之が入っていた。鈴木雅之の撞賢木が昭和思想史研究会の来月の課題図書である。解説の「平田篤胤の世界」は『平田篤胤の世界』(ぺりかん社、2001年)に収録されている。
【思想】
相良享編『日本の名著24 平田篤胤』中央公論社、1972年
【知】
池田彌三郎編『東京の志にせ』アドファイブ出版局、1978年
三上章『象は鼻が長い』くろしお出版、1960年、1980年第11刷
【エッセイ】
片岡義男『ブックストアで待ち合わせ』新潮文庫、1987年
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