読書時間 『蕩児の家系』(1975) 大岡信『蕩児の家系 日本現代詩の歩み』思潮社、1975年帯にある清岡卓行先生の批評が本書の意義を要約している。「日本の近代・現代詩の流れを、「大正詩序説」、「昭和詩の問題」、そして「戦後詩概観」の三部において考察したもので、大岡信がいわばそ... 2017.04.16 読書時間
読書時間 『征夷大将軍・護良親王』(2017) 亀田俊和『征夷大将軍・護良親王』戎光祥出版、2017年大塔宮護良親王は名前くらいであまり知られていない。活動時期も短いし、南朝側なので史料も少ない。どう扱うかと思っていたが、議論を併記したり、亀田先生自身の見解を出したりして分かりやすく読ま... 2017.04.15 読書時間
古都を旅する 三千院 週刊新潮の「とっておき私の京都」樂吉左衞門氏の3回目は「三千院」でした。樂吉左衛門氏は久多の山荘の帰りによく立ち寄ったそうです。毎年5月30日は御懺法講(おせんぼうこう)があります。一般には公開されてません(招待のみ)が、11時から2時間に... 2017.04.14 古都を旅する
読書時間 『岡倉天心』(1975) 大岡信『朝日評伝選4 岡倉天心』朝日新聞社、1975年大岡信氏逝くでも書いたが、岡倉天心に関する評伝本は40年という時の経過で本に付いてるカバーや帯は時の風化を受けている。しかし、手掛かりはそれしかない。第1章 種子の中にある力、そして文章... 2017.04.13 読書時間
断片記憶 大岡信氏逝く 大岡信『朝日評伝選4 岡倉天心』朝日新聞社、1975年大岡信氏が亡くなった(2017年4月5日)。事務所へ行き本を探そうと書棚を見たが、目的とは違う本に目が止まった。岡倉天心について書いた本である。大岡信は美術史家でもないし、思想家でもない... 2017.04.12 断片記憶
読書時間 『古代の東国1 前方後円墳と東国社会 古墳時代』(その2) 若狭徹『古代の東国1 前方後円墳と東国社会 古墳時代』吉川弘文館、2017年しばらく睡眠促進剤として使ってきた。巨大前方後円墳や朝鮮半島とのつながりをもつ上総の首長を読んでても眠くなるしかかなったのでちょうどよかったのだった。しかし、4章 ... 2017.04.11 読書時間
四都手帖 四都手帖2017年05月【編集中】 2017年5月の私的な愉しみと記憶皐月の京都は新緑の山を愛でる。東福寺の通天橋からの青紅葉を眺めるも良し。詩仙堂のさつきは5月25日(木)から数日の遺宝展あたりからぼちぼちよくなる。青蓮院門跡の楠木を見て、大日堂の舞台からの京都の眺めは気持... 2017.04.10 四都手帖
読書時間 『応仁の乱』(2016)その後 呉座勇一『応仁の乱』中公新書、2016年すでに3回に分けて書いたけれども、思想史講座で内藤湖南の「應仁の亂に就て」に関して呉座勇一氏が『応仁の乱』の「はじめに」に書いていたことを読み飛ばしたことを知る。内藤湖南は応仁の乱の重要性を強調したあ... 2017.04.09 読書時間
読書時間 BEGINNING『インターネットの次に来るもの』(その14) ケヴィン・ケリー、服部桂訳『インターネットの次に来るもの』NHK出版、2016年第3刷BEGINNINGまだ、我々は30年後のテクノロジーを見ていない。まだ始まったばかりだ。「未来探索の会」では喉がやられていて声が出なかったので、質問せずに... 2017.04.08 読書時間
古都を旅する 久多 週刊新潮の「とっておき私の京都」樂吉左衞門氏の2回目は「久多」でした。「くた」は左京区の最北端で樂 吉左衞門氏が山荘を構えているところです。近江の朽木の奥にあたるところです。といってもわからないでしょうね。京都の市街地から車で約1時間半もか... 2017.04.07 古都を旅する