2017-04

読書時間

『古代の東国1 前方後円墳と東国社会 古墳時代』(その2)

若狭徹『古代の東国1 前方後円墳と東国社会 古墳時代』吉川弘文館、2017年しばらく睡眠促進剤として使ってきた。巨大前方後円墳や朝鮮半島とのつながりをもつ上総の首長を読んでても眠くなるしかかなったのでちょうどよかったのだった。しかし、4章 ...
四都手帖

四都手帖2017年05月【編集中】

2017年5月の私的な愉しみと記憶皐月の京都は新緑の山を愛でる。東福寺の通天橋からの青紅葉を眺めるも良し。詩仙堂のさつきは5月25日(木)から数日の遺宝展あたりからぼちぼちよくなる。青蓮院門跡の楠木を見て、大日堂の舞台からの京都の眺めは気持...
読書時間

『応仁の乱』(2016)その後

呉座勇一『応仁の乱』中公新書、2016年すでに3回に分けて書いたけれども、思想史講座で内藤湖南の「應仁の亂に就て」に関して呉座勇一氏が『応仁の乱』の「はじめに」に書いていたことを読み飛ばしたことを知る。内藤湖南は応仁の乱の重要性を強調したあ...
読書時間

BEGINNING『インターネットの次に来るもの』(その14)

ケヴィン・ケリー、服部桂訳『インターネットの次に来るもの』NHK出版、2016年第3刷BEGINNINGまだ、我々は30年後のテクノロジーを見ていない。まだ始まったばかりだ。「未来探索の会」では喉がやられていて声が出なかったので、質問せずに...
古都を旅する

久多

週刊新潮の「とっておき私の京都」樂吉左衞門氏の2回目は「久多」でした。「くた」は左京区の最北端で樂 吉左衞門氏が山荘を構えているところです。近江の朽木の奥にあたるところです。といってもわからないでしょうね。京都の市街地から車で約1時間半もか...
読書時間

QUESTIONING『インターネットの次に来るもの』(その13)

ケヴィン・ケリー、服部桂訳『インターネットの次に来るもの』NHK出版、2016年第3刷QUESTIONING「人間はインターネットに毎年2兆回の質問をし、検索エンジンが毎年2兆回の答えを返している」(P375)。質問することは素晴らしい。
読書時間

TRACKING『インターネットの次に来るもの』(その12)

ケヴィン・ケリー、服部桂訳『インターネットの次に来るもの』NHK出版、2016年第3刷TRACKINGインターネットが最大のコピーマシンだとしたら、インターネットは最大のTRACKINGマシンでもある。究極の自己を知るためのTRACKING...
旅の時間

2017年 都をどり in 春秋座

今年の都をどりは春秋座となった。去年の温習會を最後に祇園甲部歌舞練場が耐震工事をすることになったので気になっていた。今年は30日公演から21日へ、1日4回から3回へ、1回1時間から45分へと縮退した開催となる。元田中のフレンチでランチして、...
書籍目録

2017年03月購入図書

2017年03月購入図書東国の古墳時代は大したことないと思っていたが、左にあらず。どうして、立派じゃないか。『空海入門』はhonto版を読んだが、「本書は、1997年5月20日にちくま新書として刊行された。文庫化にあたり、大幅な加筆訂正を行...
旅の時間

山紫水明處を訪れる

山紫水明処に伺う。12月から3月まで休んでいた。相方が往復葉書で見学の予約をしてくれたのだ。正式には頼山陽書斎山紫水明處という。鴨川に架かる丸太町橋を西に向かい歩くと国定史跡頼山陽書斎山紫水明處の標石(昭和58年9月)があり、この北 右側と...
ひととき

90「バドミントンの羽根」千宗室

ひととき 2017年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「バドミントンの羽根」というタイトルだった。鴨川沿いと思われるベンチに腰掛けて柳の古木を見ていると、少女がやって来てバドミントンの羽根を打ち上げ始めた。風がない...