神無月も後半戦になった。今月は神田古本まつりがある。このところ古書購入は控えている。古書を買うことには葛藤がある。持つことで価値を発揮本が少ないのである。そうなると保有コストを上廻る利便性が期待できないので、即処分していくしかなくなる。
(購入後記)
ゲンロンカフェで檜垣立哉氏の話を聴いたので、試しに買ってみた。ちょっと冒険かもしれない。自分の嗜好が歴史にあることがわかっているので、現代思想は読むのに訓練が必要なこともあり、得られるjūcunditās(喜び)が少なくなるのである。
【思想】
檜垣立哉『バロックの哲学ーー反-理性の星座たち』岩波書店、2022年
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