ひととき 2014年09月号の千宗室氏の京都の路地まわり道は「タダシ君の腕前」でした。
家元が祇園南の間口一間の元お茶屋を手直しした創作イタリアンの料理人の見たこともない料理の絵について書いています。絵にインスパイアされた料理を味わうことは、一皿々々に元の絵を見るようなものなのでしょう。
「彼の店を後にし、花見小路に向かって歩いていくと夜は急速に粗雑さをましていく。人臭さが思ったよりきつく鼻腔を刺激する。四条から北を照らす人口の光が南側の静謐な夜に嫌がらせをしている。私の脳裏を、あちらは娑婆だとの思いがよぎった。」
食事の後、祇園南の路地を歩いてお茶屋へ向かうのはなんか楽しい。観光客が引いた時間です。
Note:やまぐちは完全予約制
コメント