荒俣宏監修、八坂安守校注『高木春山 本草図説 植物』リブロポート、1988年
リブロポートから高木春山の本草図説は植物と動物がでている。高木春山は高野長英とも親交があったという江戸後期の御家人である。
「江戸時代には狭義には薬用天産物を本草といい、それを研究する学問を本草学といった。本草は本草学の意味にも使われた。広義には動植物を一括して本草といった」(上野益三)という。本草学は薬の博物学であるので、植物、動物が含まれるのは自然である。
ただし、岩瀬文庫に保管される高木春山の『本草図説』の1,213種の植物編から70種しか選ばれていないのは残念だ。
エビガライチゴなど庭に植えてあるものが取り上げられていると嬉しくなる。
LE PETIT PARISIENで本書を眺めながらこれをメモした。
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