67「軒菖蒲」千宗室

ひととき

ひととき 2015年5月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「軒菖蒲」だった。鯉幟の思い出を披露したあと、軒菖蒲を上げる話になる。オーバースローで投げるのだが、庇から少し先が覗く程度が理想だが、摺ってしまいなかなか難しいという。梯子まで出して直すのは業腹ということで、軒菖蒲との勝負がつかないまま痛み分けとなる。有職のKDが届けてくれる水仙粽の慎ましやかな味わいが一入深く感じられるというところまで読んで、予約するのを忘れて帰ってきてしまったことを後悔するのだった。

注)KDは川端道喜である。川端道喜

『和菓子の京都』については以前に感想を書いたものがある。

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