特別展小村雪岱スタイル 江戸の粋から東京モダンへ 三井記念美術館 2021年2月6日(土)-4月18日(日)
小村雪岱だけではなく、鈴木春信の錦絵や柴田是真の「蓮に鷺蒔絵残菜入」などの工芸品も展示してあった。最初に写真撮影が許可された泉鏡花『日本橋』(大正3年(1914)千章館)は表紙と見返しが見られて丹精さが際立っていた。小村雪岱の展示品の殆どが清水三年坂美術館蔵によることが目録を見ると分かる。清水三年坂美術館では超絶技巧の作品のイメージが強かったが、持っているものだと感心した。
邦枝完二『繪入草紙 おせん』(新小説社、昭和9年(1934))のおせんが鈴木春信の美人によく似ていてたまらない。自分の好みを知ることができた。
注)未開封の清水三年坂美術館のDVDを見てみる気になった。未視聴のものを見るのも、未読の本を読むのも時間との兼ね合いであるが、その気にならないと始まらない。
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