三月弥生。何故か慌ただしく過ぎてゆく。コロナ禍で気持ちが塞ぐのか。さしもの緊急事態宣言は取り下げられたが、それでコロナ感染者が減ったわけではない。三月上旬に比べ下旬は明らかに増加している。本屋に行ってみたが、本屋の棚も様変わりしており、本を探せなくなった。どうせ買っても読まないし、それでよい気がする。投げやりな月末である。
(購入後記)
西平直氏は『世阿弥の稽古哲学』(2009年)以来かもしれない。そろそろこの問題に帰ってきてもいいのではないのか。
2月の読書展望で現象学の本を探すと書いたら、丁度アンソロジーが出ていたのが目についた。
どうしても脳や意識は気になる。
京都検定を基準に考えてみる。
フッサールを読むことになった。
先に、インド哲学を読むのが筋かな。
陸軍の装備についての本は分厚い。750ページある。
世界の紙を巡る旅のカバーはネパールの手漉き紙・ロクタペーパーにシルクスリーンで印刷されていた。道理で滲んでいるわけだ。著者のサイン本である。B&Bのトーク企画で購入した。
歴史修正主義を考えるに当たって、いつか読むことになる本をkindle で買う気になったのも三八式のおかげか。
北村一真氏の本はoazoの丸善ジュンク堂書店で棚から溢れていた。これが終わったら、『英文解体新書』をひと回りしよう。
(読書展望)
今後読みたい本がどうなるのかはわからない。私にとっては思想も、歴史を構成するものである。歴史を動かすのも思想であれば、歴史を読むのをメインにしつつも色々と読むことになる。古文書を読めるようになることが目的のひとつであることは確かだ。その意味で枕元に古文書を置いておくと気になってしまう。
【歴史】
加登川幸太郎『三八歩兵銃 日本陸軍の七十五年』ちくま学芸文庫、2021年
前川一郎編著、倉橋耕平、呉座勇一、辻田真佐憲『教養としての歴史問題』東洋経済新報社、2020年、kindle版
【思想】
西平直『東洋哲学序説 井筒俊彦と二重の見』未来哲学研究所、2021年
竹田青嗣・西研編著『現象学とは何か 哲学と学問を刷新する』河出書房新社、2020年
E.フッサール、細谷恒夫・木田元訳『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』中公文庫、1995年、2020年第7刷
赤松明彦『インド哲学10講』岩波新書、2018年、2019年第2刷
【科学】
ベンジャミン・リベット、下條信輔・安納令奈訳『マインド・タイム 脳と意識の時間』岩波現代文庫、2021年
【知】
浪江由唯『世界の紙を巡る旅』烽火書房、2021年
【語学】
北村一真『英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで』中公新書、2021年
【京都】
監修森谷剋久、京都商工会議所編『新版京都・観光文化検定試験 公式テキストブック』淡交社、2016年、2019年第6版
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