ひととき 2020年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「クラゲドーム」というタイトルでした。家元の住んでいる辺は夜空が広いといいます。「真っ黒で、所々が茄子紺で、雲の輪郭が伺えるように思える晩もある」といいます。しかし、南の空はクラゲの傘のような形に光のドームが膨れて繁華街が発光しているようです。夜が暗かった昔が懐かしくなります。
磐越西線に乗って降りた駅前の宿から、共同浴場へ行った帰りの道が暗くて驚いたことがあります。街灯がなく真っ暗で、歩けません。確か、行きに用水を見たので落ちたら怖いと思うと足が竦んでしまいます。もうそんなところはないだろうと思うと、40年間前にはあった暮らしが懐かしくなります。
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