E. H. カー、清水幾太郎訳『歴史とは何か』1962年、2018年第88刷
最初に読んだのは、大学の時だと思う。まだ、まだ、マルクス主義歴史学の影響が強かった時代に、『歴史とは何か』はイデオロギーではない歴史の見方を教えてくれた。
ケンブリッジ大学の講演を書物にしたものだと翻訳した清水幾太郎がはしがきに書いていた。中身についてはあまり触れていない。覚えていたことと書いてあることが異なるのは、当時の自分では理解できないことが多かったからだろう。
歴史哲学から見た歴史家等への辛辣な批判が随所にあって飽きさせない。
原注も面白い。一般書として読むのは難しいだろう。
#歴史
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