小林由岐『京都をてくてく』祥伝社、2010年
『京都をてくてく』は著者のお散歩の第二段だ。上賀茂、紫竹・紫野、小川・御所西、修学院・一乗寺、東山七条、洛南東山が今回のお散歩エリアとなる。
中心部が主体の『京都でのんびり』に比し周辺部が内容となっていることから難易度が上がっている。「しちくむらさきの」や「おがわごしょにし」はレベルがちょっと高目になっている。
イラスト中心で手書きの説明文がやさしさを感じさせるが、中上級者向けのお散歩コースだ。でも、お店の紹介やお土産選びには著者の経験が裏打ちされたものとなっている。
お寺や神社と気に入った店をつないでお散歩コースを作るのが旅慣れた人の楽しみ方になるだろう。
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