沙羅の花を愛でる会

旅の時間

曇り空の東京を後にする。

電車はいつものように混んでいたが花園駅で降りる人は少なかった。

妙心寺で金澤翔子展を観る。

金子翔子氏の書が、狩野探幽の龍の天井画のある法堂に始まり、本坊に展示されていた。桂春院など塔頭の方にも分散して展示されているらしい。雨でなければ回ったであろうが、いちいち靴を脱いで上がることを考えると躊躇せざるを得なかった。

東林院へ行くことにした。ここは普段は非公開である。沙羅の花を見て、住職の講和を聴き一息の禅をした。今年の沙羅の花は遅かったという。会期(6月9日〜22日)の前にやっと咲いたという。鼓月の上生菓子(沙羅の露)と干菓子でお抹茶するのは変わらない。

阿じろさんの精進料理は奥の部屋で2人だったので、取り止めのないお話をする。旦那さんが芸術大学へ行っているので、ご婦人は1人で気ままに来られたという。花園駅で降りたのは2人だったという。お互い空いているところが好きらしい。

沙羅の花を愛でる会 妙心寺塔頭 東林院

2025年6月9日(月)〜2025年6月22日(日)9:30〜16:00(入山15:30)

拝観料は抹茶付きで1,600円、抹茶と精進料理付きは6,100円。

沙羅

沙羅の花の散った庭

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