淡路島を訪ねる

旅の時間
兵庫県に属する淡路島は淡路市、洲本市、南淡路市からなる。とくに北西海岸をパソナグループが開発しているので、視察とあいなった。JR明石駅から海に向かって歩く。海の香りがすると相方がいう。
ジェノバラインのフェリーで岩屋港へ出船する。明石港を出ると、西に広大な瀬戸内海が展開する。明石海峡を過って岩屋港まで13分とアナウンスがあった。速い、最大速度は27ノット(時速50km)にもなる快速艇である。明石大橋の下を潜り、岩屋港へ滑り込んだ。
HELLO KITTYの無料シャトルバスに乗って、東海岸を南下する。淡路シェフガーデンを過ぎると道は山へ差し掛かる。兵庫県立淡路島公園内にあるニジゲンノモリはアニメやマンガの二次元コンテンツの世界観を味わえるという。バスはまだ山を上がっていく、Auberge フレンチの森で従業員を下ろして、すぐ先の禅坊靖寧(ぜんぼうせいねん)で下りる。ここは完全予約制のヨガ・座禅が体験できる施設だ。眺めがよいと思われる。まだ、先があるというので歩いてみる。展望の効かない夏が残る道を歩く。海神人(アマン)の食卓という施設が最新である。何より驚くのは併設したGLOBAL HUB SQUAREというオフィス棟が立っており、その間に木製の階段があって、登り詰めるとカクテルパーティーもできそうなテラスとなっていたことだ。歩いて戻る。
フレンチの森は3棟からなるオーベルジュである。La Rose、Grand Baobab、Prince Etoileでそれぞれのシェフが料理を提供する。今日はLa Roseの村上遼太郎シェフによる「和」と「フランス料理」のフュージョン料理である。淡路七福神ビールを飲み、地元産の野菜や魚に牛肉を楽しむ。EMTIONというシャルドネが心地よい酸味で食欲をました。
シャトルバスに乗って、山を西に下り、西海岸を目指す。山の斜面に太陽光パネルが並べられていた。南方の遠くの山々には風力発電の風車が風のない中に虚しく立っている。海岸線の道路にぶつかると山側にHELLO KITTY SHOW BOXの白い建物が見えた。西海岸の道路の海側にクラフトサーカスというレストランがあり、賑わっていた。シャトルバスはすぐ先の青海波に止まる。シャトルバスはのじまスコールという閉校した小学校を改装した複合施設で折り返してくる。青海波に波乗亭という劇場があり、青の舎、海の舎、古酒の舎を見て折り返してきたシャトルバスで岩屋ポートまで戻った。眩しい光の瀬戸内海を味わった短い旅であった。

青海波のシャトルバス停のベンチからの眺め

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