『一即一切、一切即一 ーー『われ逝くもののごとく』をめぐって/森敦対談集ーー』法藏館、1988年、装幀司修
森敦の『われ逝くもののごとく』(講談社、1987年)を読めていないことに気がついた。対談集は本を読んだ前提でなされていて、山折哲雄氏との対談「わが放浪、わが宗教遍歴」を読みたいのだが、躊躇してしまう。『われ逝くもののごとく』が胎蔵界曼荼羅を描いたという。もうそれだけで身構えてしまうのだ。それにしで司修氏の装幀で読みたいと思う。
というわけで、まずは「『われ逝くもののごとく』まで」の石毛春人氏との対談と、「マンダラの恍惚」の瀬戸内晴美氏との対談を読むことにした。『われ逝くもののごとく』を読まずに読んでやはりネタバレになってしまった。
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