読書時間

『秀吉没後の豊臣と徳川』(2023)

河内将芳『秀吉没後の豊臣と徳川 京都・東山大仏の変遷からたどる』淡交社、2023年豊臣(羽柴)秀吉の時代は朝鮮出兵があり、専制権力者が支配した時代であり、あまり関心を持てないのであるが、河内将芳氏が東山大仏を通して政権を見る視点は面白かった...
書籍目録

2023年02月購入図書(その4)

如月も下旬になった。土曜日も朝から学会の定例会があるし、余暇の使い方を見直さないといけないかもしれない。(購入後記)読書会の案内が来たので購入した。だいぶ読書会は進んでいたことに後から気がついた。案内のメールがプロモーションに仕分けされてし...
ひととき

161「京丹後」千宗室

2023年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「京丹後」というタイトルでした。家元が京丹後へ講演に出かけた日を回想してました。講演の後で味土野(みどの)の細川ガラシャの碑を訪ねたのでした。注)細川ガラシャの丹後味土野...
視聴時間

折口信夫という気になる人

NPO法人東京自由大学 島薗進ゼミ『思想家としての折口信夫ーー宗教・文学・学問を通して求めたもの』の第2回「宗教学者としての折口信夫」(2023年2月11日)の見逃し配信を見た。島薗進氏の修士学位論文が「折口信夫における「民族論理」論の形成...
書籍目録

2023年02月購入図書(その3)

如月の暖かい日に神保町へ出てみた。買いたい本は山ほどあったが、積読を恐れて、目的の物だけにした。(購入後記)河内将芳氏が東山大仏を扱った本を読むのは3、4冊目になろうか。文禄年間の豊臣政権を扱った本の次は続く慶長年間となる。何故、河内将芳氏...
読書時間

『稽古の思想』(2019)

西平直『稽古の思想』春秋社、2019年単語帳で言葉のシンボルがつかめないと、類語辞典で用例を見て、自分のスキーマを更新することをしているが、厄介な言葉もある。「稽古」は「英語で語る場合は、training,practice,exercise...
古都を旅する

祇王寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ノンフィクション作家の石井妙子氏の2回目は「祇王寺」でした。紅葉の時期に訪れたことがあります。小さな草庵があるだけのお寺です。プラス1はお隣の滝口寺です。滝口入道と横笛の悲恋の物語を偲ぶものは本堂...
断片記憶

一年の速さ

この一年何を読んできたのだろうか。ブログを遡って読んでみた。何がよかったのかはっきりしない。本を読む時間をもう少し作り出すことにしようと思う。読むことは読まないことでもあるので、断念することも受け入れるしかない。習慣化することができないので...
断片記憶

『前方後円墳の世界』(2010)

広瀬和雄『前方後円墳の世界』岩波新書、2010年段ボール箱から付箋だらけの本が出できた。内容は覚えていないので、付箋を取ろうと思ってそこだけ読んでみた。図1-1は五色塚古墳である。明石海峡を望むこの古墳を見に行ったのはこの本を読んだことから...
読書時間

『真夜中の檻』(2000)

平井呈一『真夜中の檻』創元推理文庫、2000年Le Petit Parisienのオーナーさんが、読むようにと貸してくれた本である。平井呈一といっても、たいがいの人は知らないと思う。英文学の翻訳者であり、近代海外怪奇小説の紹介者であった。永...