読書時間

『藤原行成「権記」全現代語訳(上)』(2011)

倉本一宏『藤原行成「権記」全現代語訳(上) 』(講談社学術文庫、2011年)藤原行成(ゆきなり、972年-1027年)は能筆家として三蹟の一人として知られている。蔵人頭の時代の日記が政務を詳しく記録している。藤原道長の側近である。『権記(ご...
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『藤原道長「御堂関白記」上 全現代語訳』(2009)

倉本一宏『藤原道長「御堂関白記」 上 全現代語訳』 (講談社学術文庫、2009年)藤原道長(966年-1027年)の日記は陽明文庫に、自筆本14巻、孫の師実の古写本12巻が伝わり、いずれも国宝である。倉本一宏氏の現代語訳は講談社学術文庫から...
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『輿地誌略字引』

市岡正一編輯『輿地誌略字引』弘學館藏版、東京書林、明治8年(1875年)『輿地誌略字引』は地理の字引である。明治の初期は、『西洋事情』や『輿地誌略』が読まれた時代だ。『輿地誌略』は文部省の彫刻の萬國地理書だし、その字引も官許だったので、古書...
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『ひねくれ古典『列子』を読む』

円満字二郎(えんまじ じろう)『ひねくれ古典『列子』を読む』(新潮選書、2014年)著者の名前がひねくれていると思った。本選書は諸子百家の一人である「列子」の紹介本だ。20話の白文、読み下しに著者の解説からなる。我々は「杞憂」とか知っている...
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「こったいの会」

暮れに「こったいの会」がある。「こったい」とは太夫のことだ。「こったいさん」は太夫さんである。要するに島原太夫の会である。島原太夫さんと餅つきを楽しむ会である。天皇誕生日に行われる目出たい集いであり今年も参加する予定でいる。その太夫さんのい...
断片記憶

『桓武朝の諸問題』(1962)

古代學協會編『桓武朝の諸問題』(古代學協會、1962年)池田源太「平安初期における文章の経国的性格」角田文衛「勅旨省と勅旨所」亀田隆之「桓武朝における用水統制とその背景」阿部猛「桓武朝における地方行政の監察ーーいわゆる律令制再建論にふれてー...
書籍目録

書籍目録について

新カテゴリは「書籍目録」とする。書籍の整理のためリストを作ることにした。これを作っておけば事前に本の処分の見積りが可能になるに違いない。2014/09/08
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犬塚勉のまなざし

そろそろかなと思ったら、「犬塚勉のホームページ」のURLが変わって新しいサイトへ導かれた。犬塚勉の公式ホームページ但し、Flash Playerがない場合は犬塚勉絵画展ホームページ犬塚陽子氏がこの秋とアナウンスしていたとおり、常設の展示スペ...
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「宗像大社国宝展」

出光美術館の「宗像大社国宝展」の図録を出して来て眺めている。宗像大社は三女神を祀るが、『古事記』、『日本書紀』で神名と鎮座地が異なっている。宗像大社では『日本書紀』を採用しているのでこれにしたがう。「宗像大社は、沖ノ島に鎮座する沖津宮(おき...
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宗像大社と自然観

白洲晋哉氏が「目の眼9月号」に宗像大社の中津宮のある大島のことを書いていた。「残念なのは、テトラポットとコンクリートに固められた海岸と、電線が張り巡らされた景観である。ここに限ったことではないが、せっかくの参拝が興醒めである。神の居場所とい...