読書時間 『藤原定家全歌集』赤羽淑編著 赤羽淑編著『藤原定家全歌集』(笠間書院、1978年) 「もしこの抄譯や傳で興を唆られた人は、必ず勞を厭ふことなく原典によって、その奔放自在の作を味倒して欲しいと切望する次第である。他のすべての作も、『拾遺愚草』全巻通讀するなら、讀者個個の新... 2014.08.27 読書時間
ひととき 59 「タダシ君の腕前」千宗室 ひととき 2014年09月号の千宗室氏の京都の路地まわり道は「タダシ君の腕前」でした。 家元が祇園南の間口一間の元お茶屋を手直しした創作イタリアンの料理人の見たこともない料理の絵について書いています。絵にインスパイアされた料理を味わうことは... 2014.08.25 ひととき
断片記憶 円仁『入唐求法巡礼行記』が読みたくなる 山内晋次氏の論文「九世紀東部ユーラシア世界の変貌ー日本遣唐使関連史料を中心に」(『仁明朝史の研究』角田文衛監修、古代學協会編、思文閣出版、2011)を読んでいたら、遣唐大使藤原葛野麻呂が帰国報告する話が出てきて、『日本後紀(上)』(森田悌、... 2014.08.23 断片記憶
断片記憶 版の違いということ 森浩一著『僕は考古学に鍛えられた』 (ちくま文庫、2012)を読む。 「この作品は平成十年十二月筑摩書房より刊行され、平成十四年、加筆、改訂、再編集し、『わが青春の考古学』と改題して新潮文庫に収録された。」 それを今回どうしたかをハッキリ書... 2014.08.22 断片記憶
断片記憶 国史と通史 国史(ここでは『続日本紀(上)』(講談社学術文庫、宇治谷孟)と通史(ここでは、『日本の歴史3 奈良の都』(青木和夫、中公文庫)はどちらから先に読むのがいいのだろうか。 『続日本紀』の以下の記事を見てみる。 「大宝元年三月二十一日 対馬嶋が金... 2014.08.21 断片記憶
読書時間 『日本歴史3 奈良の都』を読む そう言えば通史というものは、高校の教科書以来読んだことがなかった。まあ、それも記憶に残っていないし、いまさら教科書でもあるまい。何か適当な本はないかと、『日本書紀』の現代語訳を買ってみたのだが、10分で眠くなった。 日本の通史を死ぬまでには... 2014.08.20 読書時間
断片記憶 読解の手順ということ われわれが普段読んでいるものは句読点で区切られていて文意の区切が明らかになってるものが多い。 しかし、古文書には明白な区切りはない。区切りは墨の濃淡や筆の勢い気よることになる。板本になると墨の濃淡や筆の勢いといった情報も失われる。 読解の手... 2014.08.19 断片記憶
散歩時間 鬼平犯科帳ゆかりの高札 普段歩かない道を歩いたら「鬼平情景」の高札に出会った。常泉寺の西側面の道を挟んで隣にあった。常泉寺の正面には向島観光案内板がある。そういう訳で気がつかなかったので、Webで調べてみた。 2014年3月に墨田区が「鬼平犯科帳」ゆかりの場所16... 2014.08.18 散歩時間