書籍目録

『保元物語』(2025)

2025年10月の購入図書(その4)は繋がる図書となった。(購入後記)五味文彦氏の『鎌倉と京』(2014年)は保元の乱から始まるのだが、五味文彦氏は平家は『平家物語』と源氏は『吾妻鏡』を基にしている。亡くなられた元木泰雄氏の『『兵範記』を読...
断片記憶

本をつくることの意義

パリジャンのオーナーさんと果てしなく飲んで本をつくる話をした。パリジャンで偶にお会いする専門家と仕事するのは楽しみである。本つくりの過程はオーナーさんのを見てきた。この際だから少し勉強しようと思う。電子の森から解き放ち、形を与え供養しよう。
書籍目録

『知的な英語ネイティブが日常会話で使う表現』(2025)

神無月の購入図書(その3)。自分は高望みしていないか。目標を考えて行動しよう。(購入後記)Xで流れてきて、音声を聴いて購入することにした。知らない言い方は覚えるしかない。それにしても英語本は絞らないと積読が高くなった。【言語】大島さくら子、...
読書時間

「京都東山大仏千僧会について」

『蓮華 仏教文化講座たより』vol.108 2025第575回仏教文化講座 令和7年2月16日(日)河内将芳「京都東山大仏千僧会について」(pp.16-19)という講座の紹介文章を読む。講座を聴講できればそれに越したことはないが、京都に住ん...
読書時間

「アメリカを揺るがすキリスト教ナショナリズムの本質」

加藤喜之「アメリカを揺るがすキリスト教ナショナリズムの本質」『世界』岩波書店、2025年11月号106頁-114頁PIVOT公式チャンネルで佐々木紀彦氏と加藤喜之立教大学文学部教授とのトーク(注1)を観て、岩波書店『世界』2025年11月号...
書籍目録

『世界認識の再構築 十七世紀オランダからの全体知』(2025)

神無月の購入図書(その2)。朝晩が冷え込んできた。ようやく秋である。(購入後記)探していた本が見つからなかったが、ヨーロッパを扱う本なので、購入した。寺島実郎氏が『世界』に連載したものを本にしたものだ。寺島実郎氏の本を最近読んでいなかったが...
散歩時間

よみがえる名所 押上最教寺の世界

よみがえる名所 押上最教寺の世界 ーかえってきた仏像たちー すみだ郷土文化資料館 2025年10月4日(土)〜2025年12月7日(日)「みやこどり」第72号2025年(令和7年)8月号は企画展よみがえる名所 押上最教寺の世界だった。最教寺...
断片記憶

外来種のアサガオ

都会を歩くと、足元にヒルガオの花が咲いているのを見かけることがある。よく見ると葉の形が楕円形ではなくハートの形をしている。マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科)である。もう、ヒルガオの時期ではない。するとヒルガオだと思っていたのは、いつのまに...
断片記憶

蔵書の世界

「江戸時代の本棚~蔵書が語る知の形成・共有・継承」工藤航平(国立歴史民俗博物館研究部 准教授)を視聴したことは、この間書いたが、その講演の中で、スライド12に蔵書目録が享保期(18世紀中頃)に一斉に現れるとして横田冬彦『日本の歴史16 天下...
読書時間

『文化が違えば、心も違う? 文化心理学の冒険』(2025)その3

北山忍『文化が違えば、心も違う? 文化心理学の冒険』岩波新書、2025年第2章 日米の常識を疑う「文化の研究は、必然的に研究者自身をとりま文化が出発点になる」(p.36)。著者は静岡県焼津の漁師町で幼少期を過ごし、進学校である藤枝東高校から...
断片記憶

蔵書は知の形成過程を知る手掛かりか

「江戸時代の本棚~蔵書が語る知の形成・共有・継承」工藤航平(国立歴史民俗博物館研究部 准教授)を視聴した。江戸時代の知の形成のあり方の話だった。具体的には加賀藩のある十村(とむら)を担った喜多家の蔵書を調査したものだった。自分が「読書塔」を...
読書時間

『鎌倉と京』(2014)その3

五味文彦『鎌倉と京 武家政権と庶民世界』講談社学術文庫、2014年久しぶりに読んでみて、通史の難しさを感じた。「やっと書き終えてみてあらためて思ったのは、歴史を書く、叙述するとはどういうことか、という問題である。いろいろな史料を読み、論文を...
旅の時間

雨の京の朝

昨日予習した京都国立博物館の「宋元仏画展」を日曜美術館で見る。細部にわたって見えるののがTV番組の良いところで、孔雀明王像(仁和寺所蔵)は技法の再現もあって印象が深まった気がした。小雨の烟るなか髙木屋さんまで行ってコーヒーを飲む。このあいだ...
旅の時間

温習會2025を観る

表千家北山会館まとまった雨の京都となった。地下鉄烏丸線に乗って北山駅で降りて府立植物園の方を見ると大勢の人が立っている。何か異様な感じがしたが、そのまま北山橋方面へ歩いて行くと表千家北山会館が道角に佇んでいたのである。駅のポスターで見た「特...
四都手帖

四都手帖2025年11月【編集中】

2025年11月の私的な愉しみと記憶11月は霜月といった。霜がつけば寒い月です。晩秋を味わうシーズンです。【古都】特別展 宋元仏画 蒼海(うみ)を越えたほとけたち 京都国立博物館 2025年9月20日(土)〜2025年11月16日(日)宮川...