読書時間

『昭和の京都』(2010)の時間

浅野喜市『昭和の京都 回想 昭和20〜40年代』光村推古書院、2010年レストラン菊水で大正頃の観光絵葉書の復刻したものをもらったので、昔の京都を調べたくなった。本書は昭和20年〜40年代までの京都が写真家の浅野喜市(1914〜93)によっ...
断片記憶

Vol.1「小道の屋台」千宗室

令和7年1月15日発行の『ぎをん』新春号に千宗室さんの「祇園はんなり今昔(いまむかし)」の連載が始まりました。編集・制作が京都新聞社となり、判型をA5判に変更しています。Vol.1「小道の屋台」は50年近く前の祇園の話でした。末吉や富永に屋...
四都手帖

四都手帖2025年05月【編集中】

2025年5月の私的な愉しみと記憶5月は皐月である。古都の都も初夏を迎える。【古都】鴨川をどり 先斗町歌舞練場 2025年5月1日(木)〜2025年5月24日(土)草間彌生 版画の世界ーー反復と増殖ーー 京都市京セラ美術館 2025年4月2...
東都手帖

東都手帖2025年05月【編集中】

2025年5月東都散歩のための私的な愉しみと記憶5月は皐月なり。さて、初夏は何が待っているのか。特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」東京国立博物館 2025年4月22日(火)~ 2025年6月15日(日)酒呑童子ビギンズ サント...
断片記憶

旅先の空の下

本を読んでいるうちに眠くなるのは電車の中だが、旅に出ると刺激を受けるのか色々と想いが浮かんでは消えていく。ただ、手元にあるのが『方法序説』なので、本棚から取り出して調べたいフレーズは出てこない。デカルトも旅に生きた人だったようで、前に読んだ...
旅の時間

都をどり2025を観る

髙木屋さんで珈琲を飲む。ペルーの豆が値上がるのでブレンドも午後から変わるといっている間に、珈琲豆が配達されてきた。今日は満開やとマスターがいう。そういえば去年も満開やったなと返す。京都の時間はそうやって経っていく。相方と待ち合わせはレストラ...
読書時間

『前置詞最強の教科書』(2025)

関正生『前置詞最強の教科書』KADOKAWA、2025年冠詞が気になったり、前置詞が気になったりして、整理されていない知識をある程度まとめるために本を買って読んできた。本書は受験勉強本である。関正生氏の前置詞の本は受験生に効率的に前置詞のイ...
未分類

4月は本当に語学の季節なのか

正確にいうと2025年3月31日の月曜日から新年度である。三日坊主で終わるかもしれない語学テキストを買って持ち歩いている。昔と違いアプリでいつでも聴けるので言い訳はできない。何がしたいのか、目的が明確でないと続かないので勿体無い時間の使い方...
断片記憶

京まちやの精神

京まちや センスとわれる おもてなし海外の人々が町家を改装して雰囲気のよい店をつくっている。そしてそれが京都の精神そのものであるとしたら、我々は何を忘れてしまったのだろう。進取の精神をもう一度考えたい。
読書時間

『虫たちの日本中世史 『梁塵秘抄』からの風景』(2021)

植木朝子『虫たちの日本中世史 『梁塵秘抄』からの風景』ミネルヴァ書房、2021年三中信宏『読書とは何か 知を捕らえる15の技術』(河出新書、2022年)を復読していて、植木朝子『虫たちの日本中世史 『梁塵秘抄』からの風景』が取り上げられてい...
散歩時間

花見に思う

恒例の花見をした。新たに加わった若者もいれば、もう会うこともないメンバーがいたことを思い出す。花見で賑わう公園で話すのは昔のことばかりになる。おでん鍋を持ち込んだことや旅行でのエピソードなど。テーブルもとうとう壊れてしまい、去年からは脚の短...
書籍目録

2025年03月購入図書(その7)

桜はな弥生も末の空模様(購入後記)山内志朗氏の『中世哲学入門』(2023年)の講義の中でアリストテレスのところが前提にあるので、出隆『アリストテレス哲学入門』(1972年)を探してみた。オンデマンド印刷だと本の体裁がなくて悲しい。廣川洋一氏...
散歩時間

講談の謎解きは懇親会で

第一回押上文庫「旭堂南文字」講談会に参加した。押上文庫初の講談会である。上方講談の旭堂南文字(きょくどうなもんじ)さんの話も初めてである。墨田区所縁の話が二席赤穂義士伝外伝 松浦壱岐守水戸黄門漫遊記 黄門と農業店主の実家のある松本所縁の話が...
読書時間

『読書とは何か』(2022)その6または復読

三中信宏『読書とは何か 知を捕らえる15の技術』河出新書、2022年片付けしていて箱から出てきた。ブログを読み直してみたら、第3章まで書いていたので、復読して、第4章を載せて完結とする。第4章 読書術(発展編)読むだけでなく読まないことも読...
書籍目録

2025年03月購入図書(その6)

桜が開花した東都で、明日なき読書を続けている。花粉症で頭がよく働かないし、鼻をかんでばかりで進まない。(購入後記)永井均『『純粋理性批判』を立て直す』(2025年)p.343で「自分とは何かーー存在の孤独な祝祭」(とくにp.66とその周辺)...