断片記憶

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黒部川上の廊下・赤木沢

『アドバンス山岳ガイド 黒部川上の廊下・赤木沢 沢登りの最高峰を志水哲也が案内する』山と渓谷社、2010年 黒部川下の廊下の番組をBSで見て、暫く振りに見てみた。 写真家というよりは登山家の志水哲也さんが、上の廊下を案内する。黒部の第一人者...
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『黒部』(2002)

志水哲也氏の黒部の写真集。 幻の滝といわれる黒部大滝よりS字峡や十字峡の方が見ていて楽しい。 水越武氏が「『黒部』に寄せて」のなかで、黒部大滝の撮影で志水氏の力を借りたのが始めての出会いと語る。黒部の写真集について、以下の3冊をあげた上で、...
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信濃路に名を尽くしてや鮭の皮

平安の昔より、鮭の産地として名高かった信濃川・千曲川は、1935年代のダム建設で信濃川の鮭の遡上・降下が絶たれてしまった。2010年に上田で鮭の遡上が確認された。稚魚の放流の成果である。 NPO法人 新潟水辺の会 昔、鮭で名高かった信濃川の...
シガモノ

道心有る人は国の宝

2014年11月の染筆カレンダーは叡山学院院長 堀澤祖門 師でした。 「道心有る人は国の宝」 大意 自分を犠牲にしてでも他を救おうとする求めて已まぬ求道心こそ現代の真の宝。道心あるひとに衣食あり。菩薩の大慈悲に浴す修行者が、独りでも多くなっ...
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『神馬』(2014)

上野敏彦『神馬』(新宿書房、2014年) 居酒屋も本になる時代なのだ。 井波律子氏がカバーそでに文を寄せている。井波氏が西陣育ちとは知らなかった。中国文学の本の読者であったけれど、そういえばエッセーなど井波氏のものは読むことはなかった。 神...
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機械振興会館から

昨夜のSAAJの月例研究会は、 2014年10月第196回月例研究会 講師:経済産業省CIO補佐官 平本健二氏 テーマ:「オープンデータを中心にIT政策の動向全般」 事例を中心に楽しい時間だったが、ビジネスにつながるオープンデータの話は聞け...
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悠久堂で図録を買う

夕方、打合せの前に神保町へ寄る。 10月22日の京都史話で藤原道長の経筒の願文と御堂関白記の金峯山参詣の箇所を読んだ。朧谷壽氏と天野太郎氏の『藤原道長の金峯山参詣』をいただいたので、宮川禎一氏の「藤原道長の金峯山参詣」の気になる点を確認する...
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新しい図書館

東洋大学大手町サテライトで公開特別講義『連続トーク』10/20(月)1730~1830 南 学氏「新時代の図書館は何を生み出すか」を聴く。PPPスクールの教授のお話で公共空間の利用の新しい試みについてだった。地域経営の観点から質問した。また...
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能楽カレンダー2015

2015年の金春流能楽カレンダーを矢来能楽堂で土曜日に買った。去年は制作が間に合わなかったので定例能のとき買えなかった。その分、比叡山延暦寺で『一隅を照らそう』染筆カレンダーを買うことになった。今年は故酒井大阿闍梨の9月の「不惜身命」がよか...
断片記憶

曖昧な記憶

倉田喜弘編『江戸の端唄集』(岩波文庫、2014年) 『江戸の端唄集』をパラパラめくっていたら、十日戎の唄があって、福笹(吉兆)に付けた縁起物があげられていた。記憶とは曖昧なもので、どのようなものが昔はあって、今は何がというのがはっきりしない...