Goinkyodo

読書時間

『文明論之概略』の読み方(その1)

私は以下の本を並行して読むことにした。福沢諭吉著、松沢弘陽校注『文明論之概略』(岩波文庫、1995年)現代仮名遣いでルビ付き丸山真男『「文明論之概略」を読む 上中下』(岩波新書、1986年)子安宣邦『福沢諭吉『文明論之概略』精読』(岩波現代...
断片記憶

西米良村・村所神楽

神楽を観た。宮崎県西米良村・村所神楽を観たのである。村外の吾妻橋にあるアサヒアートスクエアでである。本番の半分の時間とはいえ十分堪能した。休憩なしに6時間の公演だった。2015年10月4日(日)神神楽の部(13:00 〜 16:30)1 清...
古都を旅する

本居宣長奥墓

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の嵐山光三郎氏の3回目は「本居宣長奥墓」だった。お伊勢参りしたら、松坂ですることがあると思ったのだが、期待を裏切られた。嵐山氏は宣長の墓を見に行ったのだった。宣長の墓は二つあり、本居家の菩提寺樹敬寺とこの...
書籍目録

2015年09月購入古書

2015年09月購入古書【思想】子安宣邦『福沢諭吉『文明論之概略』精読』岩波現代文庫、2005年【歴史】津田左右吉『神代史の研究』岩波書店、1924年、1938年第7刷【経営】H.T. ジョンソン、R.S.キャプラン、鳥居宏史訳『レレバンス...
書籍目録

2015年09月購入図書

2015年09月購入図書【思想】大和岩雄『日本神話論』大和書房、2015年東浩紀監修『角川インターネット講座(12)開かれる国家 境界なき時代の法と政治』角川学芸出版、2015年丸山真男『「文明論之概略」を読む 上』岩波新書、1986年、2...
断片記憶

『文明論之概略』の読み方(はじまり)

古典とは何かということと、古典として読むということに違いはあるのだろうか?丸山真男は福沢諭吉の『文明論之概略』(1875年)を『論語』やプラトンの『国家』と同列に思想的古典として扱かっている(『「文明論之概略」を読む 上』(岩波新書、198...
ひととき

72「更けゆく秋の夜」千宗室

ひととき 2015年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「更けゆく秋の夜」というタイトルだった。彼岸花が疎らになり、秋桜にはまだ早い時季の話だ。これを載せるのが遅くなってしまい金木犀の花の香りただよう街となってしま...
読書時間

『神代史の研究』(1924)

津田左右吉『神代史の研究』(岩波書店、1924年、1938年第7刷)郵便受に入りきらなかったので、不在連絡票をみてスマホで再配達を頼んだ。受取った本は大正13年2月1日に第1刷を発行して、昭和13年2月15日第7刷と奥付にあった。しっかりし...
古都を旅する

何木塚

週刊新潮の「とっておき私の伊勢」作家の嵐山光三郎氏の2回目は「何木塚」だった。芭蕉の〈何の木の花とはしらずにほひかな〉の句碑があるのは祖霊社だ。この句は西行の〈何事のおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる〉を底に置いたものだ。プラ...
読書時間

『昔日の客』(2010)

関口良雄『昔日の客』(夏葉社、2010年、2014年第7刷)LE PETIT PARISIENでSさんに見せてもらったときは、よい装丁だと思ったが、インターネットで人気になっていることも分かった。本を買ったり読んだりするが当たり前の生活をし...