2024年08月購入図書(その12)

書籍目録

葉月も終わりに向かい台風の影響による雨の日が続く。積読本を買うのもいい加減に見直したい。

(購入後記)

『ブッダという男』は仏教とは何かを考える読書会で存在を知ったが、時間が経って興味が移っていたので手に取ることなかったが、たまたま「あとがき」を読んでみて興味を覚えたので購入した。清水俊史氏と学会関係が書いてあり、きな臭い。学説の対立だけに収まらないようである。

『欧人異聞』は西洋史のこぼれ話。まずは『世界史探究』を読むのが先のようだ。ドイツ三十年戦争でスエーデン国王グスタフ2世が戦死し、娘のクリスティーナが女王となったこと、デカルトを呼び御前講義をさせたことは何かの本を読んで知っていた。その後プロテスタントからカトリックに改宗し、王位を放棄してヴァチカンで暮らしたことはC. ヴェロニカ・ウェッジウッドの『ドイツ三十年戦争』(瀬原義生訳、刀水書房、2003年)に書いてあったが、どのような暮らしぶりであったかを樺山紘一氏が書いている。『世界史探究』からすればどうでもよいことであるが、むしろその生き方に興味をそそられる。

『苦悩の覇者天武天皇』は虎尾達哉氏の『古代日本の官僚』(中公新書、2021年)を読んだ身としては下級官僚の話を期待して購入した。

山中恵美子氏の本を東京堂の本棚に見つけた時は嬉しかった。町家講座の頃の世界を思い出した。

【思想】

清水俊史『ブッダという男 ー初期仏典を読みとく』ちくま新書、2023年、2024年第2刷

【歴史】

樺山紘一『欧人異聞』刀水新書、2024年

虎尾達哉『苦悩の覇者天武天皇 専制君主と下級官僚』吉川弘文館、2024年

【京都】

山中恵美子『京町家歳時記 油商、四季と暮らす』ミネルヴァ書房、2024年

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