福岡城址と鴻臚館跡

旅の時間

福岡は何度も来ているけど、仕事や学会のため観光はほとんどしたことがない。8月の学会は前泊だったので太宰府へ行ってきた。今回は、午後からのイベントだったが、早い便しか空いてなかったので午前中に散歩してみることにした。帰りの便も混んでいてキャンセル待ちが出ていた。

福岡空港から地下鉄に乗り大濠公園駅で降りた。本人は大濠の周りを歩いてみる予定だったが、駅に置いてあった地図によって福岡城址の方を歩いたのだった。部分図というのはある意味で恐いのである。まあ、博多の街の全体像が頭に入っていないのだから仕方がない。仕事の空いた時間を有効に使うには周到な準備が必要なわけだ。刻一刻と時間が経つ中で、どの道を進むか選択肢の連続である。

天守台に登って周りを眺める。大濠が遠くに見えた。駅から反対方向に歩いたことになる。南二の丸多聞櫓は残念ながら修復中だった。鴻臚館へ向かって降りていくと、鴻臚館跡展示館が見えた。その向こう側の広大な円形広場が平和台球場の跡地で鴻臚館の遺跡が外野席から発掘されたのである。裏門から見ているのでそうなるのだ。鴻臚館跡展示館に入るとガランとした体育館の建築現場のようだった。発掘現場の上を建屋で覆っているだけの造りだ。グルリと一周まわり現地説明会に来た気分になった。これだけの規模のものは日本では他に知らない。

注)地下鉄の駅にあった地図

「地下鉄で行く舞鶴公園時空の旅マップ〜鴻臚館と福岡城めぐり〜」

せっかく駅でスタンプ押してもらったのに三の丸スクエアに寄らなかったので特典は得られなかった。

福岡城は別名舞鶴城と呼ばれていたので公園名は舞鶴公園となった。舞鶴城という名は他にも多い呼び名だ。舞鶴公園は大濠公園の東部に隣接する福岡城の本丸跡を中心とする公園であった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました