壷坂寺

Goinkyodo通信 古都を旅する

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」生命科学者の仲野徹氏の2回目は「壷坂寺」でした。『壷坂霊験記』という浄瑠璃で盲人沢市とその妻のお里の話を聞いたことがあるとすれば、関西の生まれでしょう。戦前の大阪生まれであれば知らない子供はいなかったといいます。私もクドキくらいは聴いたことがあります。そんな名調子な浄瑠璃もレアなメディアとなりました。その舞台が壷坂寺なのです。結構な坂道を登っていくと現れる広大な施設(全貌は下からでは見えない)が西国三十三所第6番札所南法華寺(通称壷坂寺)なのです。

眼病封じの霊験あらたかな観音さんの壷坂寺は霊蹟と言うそうですが、あまり聞いたことがない言葉です。聖蹟とかはよく耳にします。大阪大学大学院教授の仲野徹氏は豊竹呂太夫について義太夫節を習われているそうです。

プラス1は子嶋寺でした。清水寺に関係のあるお寺です。寺伝によれば孝謙天皇勅願寺です。いつか訪れてみたい由緒あるお寺です。

注)子嶋寺を創建した報恩大師の弟子の延鎮が京都に清水寺を開いたとの伝承から、南清水寺ともいうそうです。

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