本薬師寺跡

Goinkyodo通信 古都を旅する
週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」作家の門井慶喜氏の4回目は「本薬師寺跡」でした。藤原京に建立された薬師寺は平城京遷都に伴い西ノ京へ移築されました。藤原宮に残された土壇や礎石は本薬師寺跡(ほんやくしじあと)として今日に伝えられてきました。門井慶喜氏が礎石に座ってご機嫌です。
私も恭仁京跡の国分寺の塔の礎石を見てその大きさに感慨深い思いを抱きました。きっと、門井慶喜氏も遥か以前の人々の営みに思いを馳せていたのでしょう。
プラス1は藤原宮跡でした。整備された土地の写真を見て、藤原宮の地下に埋もれた弥生時代の円形墓発掘の現地説明会へ行ったことが懐かしく思い出されます。
週刊新潮2021年10月21日号

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