築島裕『歴史的仮名遣い その成立と特徴』吉川弘文館、2014年第2刷
崩字の訓練を忘れていることに気がつくと、少しだけ『くずし字で「おくのほそ道」を楽しむ』を読むことにしている。繰り返し読んでいるが、以前に読めたものが読めなくなっている。読めないところを推測する自分の考えがロジカルに働いていない。英文解釈も同じで、例えば、asをどう訳すかが頭の中で整理されていないといけない。これは体系的に学習したものを組み直す作業だ。接続詞や比較で扱われたasを思い出すのではなくて、asから時、比較、譲歩など用法を思い浮かべるのだ。
歴史的仮名遣いがあやふやになっていたので、知識を整理しておくことにした。以前に読んだ築島裕『歴史的仮名遣い その成立と特徴』を取り出す。
歴史的仮名遣いの要点だけ復習する予定だったが、また読み出してしまった。いつ読んだかすらも覚えていないのだから、読み直した方がよいに決まっている。
書誌情報
本書の原本は、1986年に中公新書として刊行された。索引付。月本雅幸氏が「『歴史的仮名遣いーーその成立と特徴』を読む」を書いている。
注)『くずし字で「おくのほそ道」を楽しむ』
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