2020年02月購入古書
如月の夜に出掛けるのも珍しいことです。普段なら帰る時間に飲みに出掛けました。ええ、甘夏書店の大山さんに、二度も紹介されたので、行かないわけにはいきめせん。通勤路にない所は勝手が分かりませんし、新型コロナウイルスの件もあって不要不急な外出は避けなければならないと分かっていても、好奇心には負けてしまいます。身体だけが資本の故にリスクは下げる必要があるので、混んでいればまたにすることにして出かけました。
古書店が立ち飲み屋とは聞いていませんでした。空いていれば細長いテーブルの下の椅子を出して腰掛けることは可能と言われても躊躇してしまいます。テーブルの反対側は書棚で、私の後ろを店主が開店準備で通ることになるので、おちおち座ってもいられません。お客が入れば必然的に人と人との間隔が詰まり、親しくなるにはよいけれども、狭い空間では感染リスクも高まります。しかし、隣の人と話をしたり、摘みを肴に酒を飲んで過ごしてしまいました。居心地は悪くありません。本好きが集まる所なのでした。
(購入後記)
古書と肴 マーブルで購入しました。ビールを飲みながら立読みしました。古本屋で立ち飲みするのも初めての経験です。埴谷雄高の紀行の後半分は別の本で読んでました。この本は社会主義国紀行だけをまとめたものです。ちょっとタイトルが暗いですね。
【紀行】
埴谷雄高『姿なき司祭 ソ連・東欧紀行』河出書房新社、1970年
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