『ひととき』2026年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ナマブシ」というタイトルでした。家元の家で朔日か十五日のいづれかの昼に生節を御母の代まで食したそうです。生利節は鰹節になる前の燻製で、関西では食されるそうですが、私は食べた記憶がありません。家元は鰹の半生を炊いてとろみをつけ、おろし生姜で食べたという思い出の話をします。臭みが嫌いだったらしいのですが、四十歳を越してから好物になったそうです。ただ、家族の賛成が得られずナマブシを食べる習慣は絶えてしまったようです。
199「ナマブシ」千宗室
ひととき
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