古都を旅する

京都市青少年科学センター

週刊新潮の「とっておき私の京都」西村和彦氏の2回目は「京都市青少年科学センター」だった。伏見区にあると言っても名神を越えたところなので、少しく不便だ。西村和彦氏は伏見区が学区なのでさすがに地元というセレクションだ。プラス1は「仁志むら亭」で...
ひととき

66 「M軒」千宗室

ひととき 2015年4月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「M軒」だった。京都のフランス料理店といえば四条にあった頃からM軒である。家元が高島屋の手前で信号待ちしていたときの感想である。相変わらず散歩の範囲は狭いようだ。今は花街に合わせ外...
読書時間

『手段と目的 フレスコ画の歴史』(1988)

E.H.ゴンブリッチ、高階秀爾訳『手段と目的 フレスコ画の歴史』白水社アートコレクション、1988年本書はフレスコ画の歴史を扱っているが、「ここでは技法としての「フレスコ」ではなく、教会や宮殿など、建造物の壁面を飾る「壁画」(天井画も含めて...
読書時間

『車窓の山旅・中央線から見える山』(1985)

山村正光『車窓の山旅・中央線から見える山』実業之日本社、1985年第3刷車窓から眺める山の名前が分かればどんなにか楽しいことだろう。スマホの地図が大概は教えてくれるのだろうが、通り一遍では見逃してしまう山を押さえているのがこの本の頼もしいと...
読書時間

『彼らと愉快に過ごす 僕の好きな道具について』(1987)

片岡義男『彼らと愉快に過ごす 僕の好きな道具について』小学館、1987年、1988年第3刷元になったのは片岡義男氏がBE-PALに『僕の好きな道具たち』として連載したものだ。しかし、本にするに当たり品物を選びなおし、文書も書き直しているとあ...
読書時間

『日本の深層』(1983)

梅原猛『日本の深層―縄文・蝦夷文化を探る』佼成出版社、1983年文庫本を見たのだが、 井上隆雄氏の写真はやはりカラーで見たい。そこで、初版を実家の本棚から持ち出してみることにした。重いけれど、写真だけ見たが良かった。文庫本にするに当たり、写...
読書時間

『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』(2001)

鎌田東二『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』岩波現代文庫、2001年、2012年第6刷『銀河鉄道の夜』は初期形第1次稿から最終形といっている第4次稿まである。未完の物語であった。『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』では資料として筑摩書房刊行のちくま...
読書時間

『日本の深層』(1994)

梅原猛『日本の深層―縄文・蝦夷文化を探る』(集英社文庫、1994年、2013年第10刷)松岡正剛氏が千夜千冊の番外録のなかで梅原猛氏の一冊を選んだのが『日本の深層』だった。解説の赤坂憲雄氏をして「予言の書」と言わしめた本である。単行本を19...
古都を旅する

ぎをん萬葉軒

週刊新潮の「とっておき私の京都」西村和彦氏の1回目はフレンチの「ぎをん萬葉軒」だった。高校の同級生がシェフしているとのこと。戸を引いて二階に上がる。南側の建仁寺側の眺めは殺風景だ。四条麸屋町から祇園新橋そして祇園甲部歌舞練場前に移ってきて普...
断片記憶

色はあちらからくる