東都手帖

東都手帖2021年08月【編集中】

2021年7月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 ワクチン接種と行動の自由が結びつかない。ワクチン接種したが、効果で出るまで行動には規制が必要であろう。また、緊急事態宣言が出されるとは。 「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」三菱一号館美...
読書時間

『論文の書き方』(1959)その2

清水幾太郎『論文の書き方』岩波新書、1959年、2020年第100刷 書くということ。 清水幾太郎が「見た通り」の世界と「思った通り」の世界のことを書いている。「眼に見える世界は、最初、空間的並存状態として現われるほかない」(P105)。自...
読書時間

『論文の書き方』(1959年)

清水幾太郎『論文の書き方』岩波新書、1959年、2020年第100刷   渡部昇一が『発想法』(講談社現代新書、1981年)で清水幾太郎(いくたろう)を取り上げていた。そこで連想読書は清水幾太郎へ興味を向けた。清水幾太郎はラジオからテレビの...
読書時間

『発想法 リソースフル人間のすすめ』(1981)

渡部昇一『発想法 リソースフル人間のすすめ』講談社現代新書、1981年、1991年第8刷 渡部昇一は知的生活を大いに楽しんだようだ。専門以外に多くの著作を残したが、書いたもののレベルは素人だけに突拍子もないものも多い。 発想法好きな私が『発...
散歩時間

「三菱の至宝展」を観る

「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」三菱一号館美術館 2021年6月30日(水)〜9月12日(日)前期2021年6月30日(水)〜8月9日(月・祝)後期2021年8月11日(水)〜9月12日(日) 静嘉堂と東洋文庫の国宝のお出ましとあっ...
読書時間

『へんりっく ブリキの太鼓』(2009)

森崎偏陸『へんりっく ブリキの太鼓』ワイズ出版、2009年、1,500円 Le Petit Parisienで「森崎偏陸氏と戯れる 寺山修司と天井桟敷」という森崎偏陸(へんりっく)氏の映画『へんりっく』の上映とトークの会があり、森崎偏陸氏が...
古都を旅する

西大寺

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」デザイナー・アーティストの篠原ともえ氏の2回目は「西大寺」でした。真言律宗総本山西大寺といっても往時の面影はありません。篠原ともえ氏は善財童子がお気に入りのようです。善財童子は『華厳経入法界品』に...
読書時間

自然情報と人工情報

加島祥造の『老子と暮らす 知恵と自由のシンプルライフ』(光文社知恵の森文庫、2006年)を朝からなんとなく読んでいる。 加島祥造が座談のなかで自分を語ったことが本になった。文庫なのに文字が大きくて見やすいのが老眼に優しい。 「情報には、二種...
書籍目録

2021年06月購入図書

水無月はなぜか雨の月、梅雨である。骨董の会に出かけたり、写真展や高田賢三回顧展や宝塚を観たりして過ごせばそれなりに経っていく。 (購入後記) インド哲学やヒンドゥー教の本とかを読んだおかげで仏教も違って見えるようになってきた。 『勉強の哲学...
書籍目録

2021年06月購入古書

6月の楽しみは何かと考えたが、思い出せない。 (購入後記) 哲学史も思想である。よって、入門のため、3冊読むのがいいと高等遊民氏がいう。もっともだと思う。比較という手続が特徴を見るのに都合がよい。さて、あとの2冊は何がよかろうか。 東ドイツ...