断片記憶

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円仁『入唐求法巡礼行記』が読みたくなる

山内晋次氏の論文「九世紀東部ユーラシア世界の変貌ー日本遣唐使関連史料を中心に」(『仁明朝史の研究』角田文衛監修、古代學協会編、思文閣出版、2011)を読んでいたら、遣唐大使藤原葛野麻呂が帰国報告する話が出てきて、『日本後紀(上)』(森田悌、...
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版の違いということ

森浩一著『僕は考古学に鍛えられた』 (ちくま文庫、2012)を読む。「この作品は平成十年十二月筑摩書房より刊行され、平成十四年、加筆、改訂、再編集し、『わが青春の考古学』と改題して新潮文庫に収録された。」それを今回どうしたかをハッキリ書いて...
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国史と通史

国史(ここでは『続日本紀(上)』(講談社学術文庫、宇治谷孟)と通史(ここでは、『日本の歴史3 奈良の都』(青木和夫、中公文庫)はどちらから先に読むのがいいのだろうか。『続日本紀』の以下の記事を見てみる。「大宝元年三月二十一日 対馬嶋が金を貢...
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読解の手順ということ

われわれが普段読んでいるものは句読点で区切られていて文意の区切が明らかになってるものが多い。しかし、古文書には明白な区切りはない。区切りは墨の濃淡や筆の勢い気よることになる。板本になると墨の濃淡や筆の勢いといった情報も失われる。読解の手順は...
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オンラインツールの時代

本を読んでもすぐに眠くなる。また、替えて読んでも眠くなる。老い先のない身なれば、あちこち散りばめるのではなく、このブログを利用してアーカイブしておこう。同じ本を読んでも感じるものは違う。その感じを思い出すためどこかにあるはずの本を探すことに...
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山片蟠桃賞について

山片蟠桃賞の受賞者を調べようとして大阪府のページを見たが一覧はないし、第21回以前の過去の受賞者も分からない。しかし、贈呈理由等のWordファイルを開いたら、過去の受賞者一覧が入っていた。山片蟠桃賞第12回山片蟠桃賞を受賞したフランスのフラ...
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蔵書の苦しみを味わう

天気が悪いので、GTDをして、課題リストを整理した。まずすべきは、書籍の把握となった。今までは、積んであるダンボールの中の本を出して、読むか読まないか判断して、読みそうもないものは、Bookoffの引取り用のダンボール箱に移すだけで終わって...
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喫茶店という存在

村松友視氏は「喫茶店という存在は、日本の土壌の中で独特の役割を数かぎりなく果たしてきたのではなかろうか」(『銀座の喫茶店ものがたり』白水社、2011年)という。村松氏が言う役割とは、オルデンバーグの「サードプレイス」としての喫茶店の役割を思...
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ビジネスライティングはこれで決まり

日本語を実用的に考えるためのブログとしてお勧めは丸山有彦氏のmy コンテンツ工房だ。丸山氏はマニュアル等のビジネスライティングの専門家である。失語症の方のリハビリテーションを通じて得た知見をもとに言語獲得から日本語を考えており説得力がある。
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かがり火コンサートの案内が来る

ありがたいことに、今年も上御霊神社のかがり火コンサートの案内が来ていた。2014年5月10日(土)19時より上御霊神社で御霊祭の一貫といて御霊祭かがり火コンサートが開催され、久々に須山公美子さんが帰ってくる。他の出演者は常連の金森幸介さん、...