古都を旅する

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久米寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」精神科医の名越康文氏の1回目は「久米寺」だった。奈良出身の名越先生を迎えて久しぶりに奈良に戻った。橿原神宮前駅から橿原神宮へ向かう途中の近鉄南大阪線の踏切越しに写した名越先生の写真がとぼけた味を出している。久...
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京極スタンド

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の石田千氏の4回目は「京極スタンド」だった。「京都に着いたら、スタンドへ直行してビールと決めています」と石田さん。正午から酒が飲める新京極の酒処だ。最初の本の編集者が大好きな店だったとか。亡くなられた方と...
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三條本家みすや針

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の石田千氏の3回目は「三條本家みすや針」だった。元和元年(1615年)に現在の地に店を構えたとか。ということは400年記念に当たる年だ。宮川音頭でも京都の土産の一つと謳われた「みすや針」。何度も店の前を通...
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可笑庵

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の石田千氏の2回目は「可笑庵」だった。勧修寺の境内にあって大石順教尼が晩年を過ごされたところだ。今は「身障者いこいの家」となっていて毎月21日が開庵日となっている。大石順教尼は両腕を切断されながらも障害を...
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69 「彼は座敷童」千宗室

ひととき 2015年7月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「彼は座敷童」というタイトルだった。フクちゃんが店長を務める掘炬燵の切られた町屋のレストランの一室での話だ。甘い白は苦手な家元がソムリエでもないフクちゃんが選んだSというアルザスワ...
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下鴨神社

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の石田千氏の1回目は「下鴨神社」だった。今年の御手洗祭は7月19日から26日だ。御手洗川に足つけをすることで無病息災を祈念する。プラス1は「喫茶チロル」だった。神泉苑の西側にあるレトロな喫茶店である。石田...
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迷子

週刊新潮の「とっておき私の京都」漫画家のヤマザキマリ氏の4回目は鹿ヶ谷通の「迷子」だった。一粒社ヴォリーズ建築事務所が鉄筋コンクリートの2階建住宅として1982年に建てた洋館の1階がアンティークと古書カフェとなった。薔薇が咲いている時季に訪...
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細尾

週刊新潮の「とっておき私の京都」漫画家のヤマザキマリ氏の3回目は西陣の「細尾」だった。西陣織の老舗だが、150センチ幅の西陣織をつくるなど斬新だ。プラス1は「金網つじ」だった。高台寺南門通の店で見るとまず豆腐掬いが欲しくなる。
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船岡温泉

週刊新潮の「とっておき私の京都」漫画家のヤマザキマリ氏の2回目は紫野の「船岡温泉」だった。さすが『テルマエ・ロマエ』の作者ということで銭湯を選んでいる。銭湯の多い京都のなかでも名高い所だ。プラス1は手打ち蕎麦の「かね井」だった。船岡温泉から...
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東福寺浴室

週刊新潮の「とっておき私の京都」漫画家のヤマザキマリ氏の1回目は「東福寺浴室」です。さすが『テルマエ・ロマエ』の作者です。長禄3(1459)年ですから、京都の現存する禅宗の浴室では最も古い建築です。プラス1は三門を挟んで西にある東司(とうす...