ひととき

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110「白餅の効用」千宗室

ひととき 2018年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「白餅の効用」というタイトルでした。冬の訪れを庭に来る鳥の行動から知ることが前振りとして書かれてました。冬の長点前(ながてまえ)のため、水分摂取を控えるといい...
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109「タダシ君と焼きめし」千宗室

ひととき 2018年11月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「タダシ君と焼きめし」というタイトルでした。タダシ君は2度目の登場になります。やっちゃいましたね。イタリアンでくさやの焼きめしを食べる会とは、家元はくさや好き...
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108「月の井戸」千宗室

ひととき 2018年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「月の井戸」というタイトルでした。川端の近くで飲んで八坂へ向かう途中で見当識を失った家元は、とある路地に迷い込みます。そこで井戸にさす月の光に心が浄化される経...
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107「鬼もあきれる」千宗室

ひととき 2018年9月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「鬼もあきれる」というタイトルでした。以前ならニ八は鬼門といいました。2月と8月は観光客も京都盆地の寒さと暑さとに恐れをなしていました。 しかし、今は暑さに強く...
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106「書かぬが一番」千宗室

ひととき 2018年8月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「書かぬが一番」というタイトルであった。路地ともまわり道とも何ら関係のない話をするのは珍しい。(新幹線の中で)『ひととき』を読んだ知人や初対面の人から名刺の肩書...
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105 「深泥池」千宗室

ひととき 2018年7月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「深泥池」というタイトルでした。梅雨時の五月晴れを俄かに搔き消す積乱雲に雨のにおいを感じた家元は、この忘れられた深泥池(みぞろがいけ)はもはや言説の中にしか存在...
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104 「花の家」千宗室

ひととき 2018年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「花の家」というタイトルでした。ドンツキと思われた小道にあった山吹の花の色を愛でる家元が、枝を鉄柵の間に伸ばす姿を好ましく思って、覗こうとした家は、しかし、山法...
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103「柳の折れた春」千宗室

ひととき 2018年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「柳の折れた春」というタイトルでした。昨秋の台風で家元の家の柳が根っこから倒されたそうです。撤去した柳の空間を埋めるものはなく、今年の桜も心なしか花の数が少なく...
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伊那谷の人形浄瑠璃

ひととき2018年04月号は伊那谷の人形浄瑠璃の特集だった。松井今朝子氏が飯田市美術博物館を訪ね、黒田や今田の人形舞台を廻る。ルーツは淡路人形らしい。巡業できて住み着いたという。ここに28座も人形浄瑠璃がひしめいていたとは、江戸時代のイメー...
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102「お春さん」千宗室

ひととき 2018年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「お春さん」というタイトルでした。大宮通が今出川通と交わる角に木彫りの蜻蛉が飾られていた町家が、お春さんの家で、家元のところで鰹節を削る仕事をしていたといいます...