『思想家としての折口信夫』の第3回を観る

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NPO法人東京自由大学 島薗進ゼミ『思想家としての折口信夫ーー宗教・文学・学問を通して求めたもの』の第3回「思想詩人としての折口信夫」(2023年3月4日)はタイトルが「悲劇的なものと信仰」に変わっていた。
今回はオンラインで視聴した。毎回見逃し配信ではテンションも下がるというものだ。それだけ、日程が重なっているのは、土曜日の午後という時間が貴重なプライベート時間であるからである。
「CEOの時間管理」(2019)でもプライベート時間の使い方を分析していたが、CEOによって異なるのではあるが、1週間の時間でみると、プライベート25%、休暇5%と睡眠29%、通勤・移動で10%となり、業務に費やすのは32%となっていた。プライベート時間も業務している計算になる。
折口信夫の神道は国体論である国家神道に代わる天皇崇敬を考えていたという。その歌は当時の時代背景により天皇賛美の響きを感じた。
折口信夫が養子の藤井春洋(はるみ)を硫黄島の戦いで失った嘆きの歌を読むと、軍部に対する怒りが現れている。戦後の折口信夫の立ち位置はよくわからなかった。
海野直宏氏が人間がどうして生まれたかが記紀神話には書かれていないという質問をした。島薗進氏は神道も人間の誕生を説いているとして天理教の例を挙げていた。一神教は神と人間の関係を定義する。折口信夫も神道を一神教として考えていたという。
記紀神話は国家神話である。国造の神話としての政治性の高い神話であると思う。

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