2022-02

書籍目録

2022年02月購入図書

如月になって、都度書くことを継続するかどうするか。悩んでいる暇はないので取り敢えず書いておく。今月は課題本が溜まっているのと、外部倉庫発送のための選書も10箱分あるので、新たな本を読んでいる時間がないのである。 (購入後記) 2022年の選...
読書時間

安藤礼二『空海』(『群像』2021年07月号)

第2章「虚空」 1 虚空蔵 「なぜ、室戸の岬であり、虚空蔵菩薩であったのか。それを理解するために、まずは室戸の岬を実際に訪れてみなければならない」。 室戸岬に行くことを死ぬまでにしたいことの101に入れることにする。 室戸岬の描写は地球物理...
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『精神と自然』(2022)その2

グレゴリー・ベイトソン、佐藤良明訳『精神と自然 生きた世界の認識論』岩波文庫、2022年 Iーイントロダクション 読んでいて、文法の話が出てきた。意味がよくわからなかった文章があった。ある意味でそういう文章だらけであるが。 「みなさんも学校...
読書時間

『平安京の下級官人』(2022)

倉本一宏『平安京の下級官人』講談社現代新書、2022年 通勤時間に読む気楽な本である。 例によって一次資料だけで論じる方針が書いてあった。もっとも、史料は上級貴族が書いたものしか残らないので、貴族から見た下級官人の振る舞いということで、バイ...
古都を旅する

ピッグ&ホイッスル

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」料理人・飲食店プロデューサー稲田俊輔氏の3回目は「ピッグ&ホイッスル」でした。三条川端東入ルのSHOBIビル2Fのブリティッシュパブです。稲田俊輔氏が京大生時代にバイトしていたとか。 プラス1は「...
読書時間

安藤礼二『空海』(『群像』2021年04月号)

安藤礼二『空海』(『群像』2021年04月号) 第1章「仮名」 1 仮名 ここでは、『三教論』が扱われる。空海の『三教論』は『三教指帰(さんごうしいき)』と『聾瞽指帰(ろうこしいき)』が知られる。以前に読んだのは『聾瞽指帰』だったのかも知れ...
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『唯識・華厳・空海・西田 東洋哲学の精華を読み解く 』(2021)その2

竹村牧男『唯識・華厳・空海、西田 東洋哲学の精華を読み解く』青土社、2021年 第一 唯識の哲学(一)事的世界観としての唯識思想 唯識についてだいぶ記憶があやふやになっていた。 世界は諸行無常である。 世界はもとより刹那滅である。 「その根...
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安藤礼二『空海』(『群像』2021年01月号)を読む

安藤礼二『空海』(『群像』2021年01月号) 序章「即身」 1節 「なぜいま空海なのか。」と安藤礼二氏は問うことから始めた。そして、「空海とは、次に掲げる二つの「頌」を残した人物ということに尽きる」という。 五大皆有響 十界具言語 六塵悉...