2022年01月購入図書(1)

書籍目録
今月はいつも月末にまとめて上げている購入図書を都度にしてみた。書くのは都度であったがupするのが月末なのは書く目的を本の購入等の管理に役立てるためだった。つまり、書籍目録を作って二重買を防いだり、分野毎のマップを作り自分の関心圏を知るためだった。前者の目的は果たせたが、後者は途中でやめてしまった。続かない人であることはもちろんだが、このブログの熱心な読み手ならば理由が奈辺にあるかわかると思う。
都度と言ってもその都度ではない。せいぜい前書きと後書きに目を通した後になる。買ったらすぐに読むだろうというツッコミに対しては『選択の科学』を読まれたしと答えることにしている。
(購入後記)
江里康慧先生の本が東京堂で目に入ったので購入した。京都に行っていた時期は八条口の本屋と地下街の外れのイノダの前の本屋に行けば京都関係の本は見つかったが、去年の10月に行ったときはコロナ禍のせいなのか、開始時間が9時になっていたので朝一番で行ったら閉まっていた。たまに行くと変化していることに驚く。あとがきで朧谷寿先生との交流が書いてあった。お見かけするのは町家の講座かお茶屋のバーだったので二人の仲のよいのは感じていた。ちょうど朧谷先生の専門の時期が仏師の活躍した時期と重なっている。今は伝世しない数多くの仏像が造られたのは摂関期から院政期であった。
『思考の技法』は『アイデアのつくり方』の源泉となった本というので気になったとは既に書いたと思う。書かれた時期は1926年とかなり前だが、ちくま学芸文庫のために翻訳されたのが2020年である。100年近く前の本を翻訳する意義を出版社が認めたということである。やはり気になるのであった。
ちくま学芸文庫の棚を探してして目についた。著者名の五十音順配列なので最初の方にある。アローの「不可能性定理」でなく、講演を本にした一般書を買うことにしたのは、『組織の限界』の意味を確認しようと思ったからだ。情報処理過程において個人と組織の関係が論じられると考えている。
【歴史】
江里康慧『仏師から見た日本仏像史』ミネルヴァ書房、2021年
【経済学】
ケネス・J・アロー、村上泰亮訳『組織の限界』ちくま学芸文庫、2017年
【知】
グレアム・ウォーラス、松本剛史訳『思考の技法』ちくま学芸文庫、2020年

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