葉月、本はどう読むか。読めない本を買わなけば良いのだが、明らかに無理な場合もあれば、読んでみなければ分からないこともある。古書店で実物を手に取って買うのが多少高くても間違いがない。ネットでは活字も分からないし、痛み具合も分からない。
(購入後記)
和歌を読みたくなって、買ってみたが、注釈がないと初心者には難しい。
ドイツ語を学び直すという遠大なる企みが、事典を買ったことで明らかになった以上、ドイツ語で読みたいという希望の実現に向けてのステップと考えたい。原口厚氏の本は早稲田大学を退職するに当たり文化論集「ドイツ語読解の戦略と戦術(1)〜(4)」をまとめて本にしたものである。本を買わなくてもドイツ教育に携わってきた意見は知ることができる。
清水幾太郎が『論文の書き方』(岩波新書、1959年)で褒めていた本が気になったので入手した。当時は社会主義社会がまだ信じられていた時代である。内容はともかく、密度を確認するために取り寄せたのである。鉛筆の線が引かれているが、気にしないことにする。
初期ギリシア哲学を読むのに必要だと考えた。
アリストテレスの入門書を買ってから読む。
確かに近世の中国文は馴染みがない。
ウイーン革命史とはなんぞや。『歴史評論』2020年4月号でこの本の存在を知ったので、いつか読もうと思っていた。書肆スーベニアで購入する。
ハイデガー入門には講義から拾い読みした本がよいとのことであったが、Amazonの文庫が高かったので単行本を日本の古本屋で注文したが、後で見たら、文庫本も安くなっていた。残念。
学問の世界の上巻を読んだら下巻も読みたくなる。
【歴史】
E.H.カー、清水幾太郎訳『新しい社会』岩波新書、1953年、1963年第16刷改版、1996年第32刷
良知力『向う岸からの世界史 一つの四八年革命史論』ちくま学芸文庫、1993年
【思想】
山本光雄訳編『初期ギリシア哲学者断片集』岩波書店、1958年、1981年第23刷
アリストテレス、出隆訳『形而上学(上)』岩波文庫、1959年、2000年第45刷
アリストテレス、出隆訳『形而上学(下)』岩波文庫、1961年、2000年第37刷
宮崎市定『中国政治論集 王安石から毛沢東まで』中公文庫、1990年
木田元『ハイデガー拾い読み』新書館、2004年
【知】
加藤秀俊・小松左京『学問の世界 碩学に聞く 下』講談社現代新書、1978年
【文学】
松田武夫校訂『後撰和歌集』岩波文庫、1945年、2017年第5刷
【語学】
原口厚『ドイツ語読解法 目標と方法』早稲田大学出版部、2021年
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