妙心寺退蔵院

Goinkyodo通信 古都を旅する

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ブレンダーの輿水精一氏の2回目は「妙心寺退蔵院」だった。副住職の松山大耕(だいこう)師は東大大学院で日本酒研究に勤しんだという。ウイスキーのマスターとは話が合うはずだ。
 
昭和6年(1931)に国の名勝・史跡となった方丈庭園は狩野古法眼(狩野元信)作と伝えられるが、『都林泉名勝図会』巻之四の絵と比較して狭い感じを受ける。80坪あまりの庭園だ。それに対して、方丈庭園の借景になっていた竹林が一斉に枯れ死した跡に、中根金作が昭和40年(1965)に完成させた池泉回遊式庭園(850坪)の余香苑(よこうえん)はいつ訪れても楽しめる庭だ。春秋が華やいでいい。
 
プラス1は「大正製パン所」だった。妙心寺から東方にだいぶ離れているが、千本今出川なので、歩いて行けない距離ではない。大体、大正製パン所へ行く時は、烏丸今出川から歩くか、北野さんから帰りに寄るくらいである。水無月パンは6月〜7月限定とある。6月とばかり思っていた。

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