忍者といものはその正体がよく分からないが、今でも人気がある。私の世代は「伊賀者」や「甲賀者」といった遣い方を知っている。しかし、甲賀が滋賀県で伊賀が三重県に分かれていることまで知っている人は少ない。
東京日本橋にある滋賀県の物産館である「ここ滋賀」で酒を買ってみた。手提げ袋にSHIGA’s BARとあり、ニヤリとした。SHIGA’s BARはそら耳的にはjigger barと聴こえてもおかしくない。このアンテナショップを覗いてみたら喜楽長辛口純米吟醸があった。山田錦を使った酒のアルコール分は17度以上18度未満で、日本酒度は+14.0だ。生産年月は平成30年10月とある。喜楽長は東近江市の喜多酒造のブランドである。
喜楽長を知ったのは、長浜へ盆梅展を観に行った時に、酒屋で試飲した時からである。その後、祇園の割烹でも飲む機会があり、松の司とともに好きな酒となった。先日、馴染みの割烹で飲んだばかりであった。
滋賀の人にはまだ書くような触れ合いはないが、滋賀の物については、まず酒から付き合いが始まった。そんな滋賀について「四都手帖」のなかの「湖国」の都「湖都」として好きな場所であり、何度かこのブログにも登場した。相方の勤め先になったこともあり、この先縁が深まりそうなので、「シガモノ」というカテゴリを作ることにした。「忍びの者」に通じる謎めいたカテゴリ名で何が扱われるかはお楽しみである。
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