「アジアを越えて循環する知」を観る

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中島隆博教授の「アジアを越えて循環する知」東洋文化研究所公開講座2017「アジアの知」東大TVを見ていたら、中島隆博教授が翻訳した、フランソワ・ジュリアン『道徳を基礎づける』(講談社現代新書、2002年)の話が出てきた。発売1年で絶版になった本ですが、それを復刊しょうという話を春頃に編集者からいただいて1年くらいからるかなと思っていたら、夏に講談社学術文庫から出たと語っていました。どうやら、東浩紀氏がtwitterで名著だと呟いて、古書市場に影響を与え、絶版していたものを復刊させてしまったという。なにやら、最近の天狗ブームを思い出させる話だった。すでに、2017年にも実例があったのだ。

内容は、道徳の基礎とは何かを巡って、近代を考える話だった。社会の規範性を担ってきた宗教が国家と分離するのが世俗化である。分断化した社会状況から、宗教の復興が議論されているが、制度化した宗教に還元されないものがあるのではないか。

ヨーロッパの啓蒙主義を考える上で、アジアとの接触が重要である。何故ヨーロッパは古代中国やエジプトの思想を翻訳したのか。

宗教なしの道徳は可能かという議論のなかで、孔子や孟子は読み直されている。

「アジアを越えて循環する知」

アジアを越えて循環する知
東洋文化研究所公開講座 第17回 アジアの知 中島 隆博 Institute for Advanced Studies on Asia Open Lecture The 17th Session: Knowledge of Asia Tak...

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