『映像詩 里山 人と自然がともに生きる』NHK、2001年、DVD50分
取材協力:今森光彦
語り:加藤登紀子
音楽:渡辺俊幸
1998年11月8日ハイビジョンスペシャル「里山 人と自然がともに生きる」
ジャケットは2001年ジャケットのリニューアル版
プロローグ
滋賀県・琵琶湖畔の棚田に稲が緑に育ってる景色を空から撮影する。秋の稲と冬の棚田、一年が目まぐるしく回る。
四月棚田に水を入れると、
五月にはナマズが産卵しに入ってくる。
七月に雑木林では、クヌギのほだ木に椎茸の菌を植え付ける作業が行われている。
夏、大きく育ったナマズは水路を通って湖へ出てくる。
八月、棚田の緑が眩しい。溜池で籠を使った伝統漁が一年に一度行われる、
九月、実りの秋を迎える。
稲を刈った田の僅かな水溜りにアキアカネが産卵し、イトトンボが田圃の端の柿の枝に産卵する。
冬、一月の雪の田圃の脇の小さな水溜りの底でタイコウチが眠っている。
二月、田圃の雪が湯気となって舞い上がる。
そして、雪の溶けた三月、モンシロチョウの蛹が孵化する。
里山の春夏秋冬を通して人と自然との共生があった。
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